
世界は物質でできているように思いがちだけど、本当は概念でできてる。
概念こそが世界なのだ。
概念のあるところに実体が生じ、概念のないところに実体は生じない。
認識できて初めて実在すると言った方が分かりやすいかもしれない。
想像の及ぶ範囲が我々にとっての世界ということになる。
認識外にも世界が広がっているとしても、それは我々の世界ではない。
想像できることは存在し得るということだ。たとえそれがどれほど荒唐無稽なことに思えてもだ。
世界が我々の想像を下回るということは絶対にない。
あるいは想像を可能性と言い換えてもいい。
我々は可能性の外に出ることはできない。
私たちが想像する世界は広いか狭いか。
主観的には広いし相対的には狭いということになるだろうけど、世界に果てがなければ広い狭いという概念は無効ということになる。
人の進化があるとすれば、それは想像力の進化以外にあり得ない。