一宮市の古墳巡り ---今伊勢古墳群遍

古墳か藪か

 愛知県一宮市の今伊勢地区は古墳が多いところで、総称して今伊勢古墳群と呼ばれている。
 19基が知られており、9基が現存するとされる。
 その主墳とされるのが以前紹介した車塚古墳だ。
 一宮市今伊勢目久井にある車塚古墳を訪ねる
 浅井古墳群はもっと多く、全部で50基以上あるという。
 しかし、一宮の歴史からするともっと多くの古墳があったに違いない。気づかないうちに壊されたか、まだ見つかっていないだけで、100基以上あってもおかしくない。
 そういう目で見ていると、ちょっと盛り上がっていたり藪になっているところを見るとすべて古墳に思えてくる。古墳幻覚というものかもしれない。
 今伊勢町馬寄下町屋の藪(地図)も古墳のような気もするけど古墳とはされていない。



藪

 近づいてみたけどよく分からなかった。



西口社古墳

 ここはちゃんと古墳とされている。西口社古墳(さぐちしゃこふん/地図)。
 かつては西口社が祀られていたそうだけど、今はない。どこかへ移されたようだ。
「さぐち」という読み方からしてミシャクジ信仰にまつわる社だろうか。名古屋では西宮社とされることが多い。
 7世紀築造の円墳というから古墳終末期のものだ。



上町屋古墳

 西口社古墳の200メートルほど西に上町屋古墳(地図)がある。
 盛り上がりがゆるやかなので古墳といわれなければ気づかないかもしれない。
 こちらも7世紀築造の円墳と考えられている。直径12メートルというから小型のものだ。
 石室の石が一部表に出てきているから、当時はもっとこんもり土が盛られていたのだろう。



上町屋古墳東から

 隣には秋葉社がある。



上町屋古墳の木

 一宮市の古墳巡りは続く。
 なんなら古墳とされていないところを掘り返して古墳を”発見”するくらいの意気込みでいよう。

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