堀田の純喫茶シューカードーが10月15日で閉店 - 現身日和 【うつせみびより】

堀田の純喫茶シューカードーが10月15日で閉店

シューカドー

 瑞穂区の名鉄堀田駅近くにあるシューカードー(地図)。
 名古屋の老舗純喫茶がまたひとつ姿を消そうとしている。今月2018年10月15日をもって閉店が決まっている。地元のローカルニュースなどで目にしたという人もけっこういるんじゃないだろうか。私はそのニュースを見たという人に教えてもらって一緒に行こうということになったのだった。
 ちょうど星宮社の本地祭りに行く途中ということで、立ち寄ってみることにした。到着したのは10時半頃で、モーニングは終わった時間だったにもかかわらず満席で10分ほど外で待つことになった。
 閉店のニュースを聞いて訪れたという人もいただろうけど、閉店が決まる前からこの店は常連でいつも混み合っていたそうだ。流行らなくなって店を閉めるわけではない。高齢になったマスターがそろそろゆっくりしたいということで閉じることになったのだった。

 創業は戦前の昭和10年で、当初は「秀華堂」という和菓子屋から出発した。
 その後、喫茶部を始めてシューカドーと名を変え、昭和34年の伊勢湾台風を経て昭和37年に今のビルを建てた。
 店内は昭和レトロそのもので、これぞ喫茶店という風情だ。内部の構造が少し変わっていて、一階と半地下と二階があり、席数は60。
 テレビのロケでもたびたび使われているので芸能人のサインがあったりもする。
 今のマスターである渡邊鉅基さんは2代目で、今年で77歳になった。奥さんとふたりで結婚して以来50年、ずっとこの店に立ち、珈琲をいれて、料理を作り続けてきた。
 本来の開店は7時にもかかわらず、お客さんの都合で6時から開けている。5時にはもうカウンターにいるという。
 常連さんの顔を見ただけで注文を聞く前にコーヒーをいれたり料理を作り始めるというから、単なるベテランという言葉では語れない。

 コーヒーは雑味のない素直な味で、まろやかで濃すぎず、薄すぎない。酸味は抑え気味なので、普段は砂糖やミルクを入れる人でもブラックで飲めるのではないかと思う。
 珈琲の味にもマスターの人柄が表れている。

 純喫茶といっても気取った店ではないし、入りづらいわけでもない。新聞や雑誌やコミックなんかもたくさん置いてあって、客層は老若男女幅広い。女子高生たちがパフェを頼んでワアキャアいいながらスマホで写真を撮っていたりしてもokという懐の深さもある。
 閉店まで残り一週間を切った。ぜひ一度行ってみてほしいお店だ。
 
 7:00 - 18:00 水曜定休
 駐車場 名鉄の高架下に4台分あり(地図
 
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