
夜の熱田神宮(地図)を一度訪ねてみたいと以前から思っていて、それがひょんなことから実現した。
実際に訪れてみて知ったのは、想像していた以上にずっと明るいということと、思いのほか参拝に訪れている人の数が多いことだった。
拝殿前はもちろん、参道も灯がともっていて、郊外の住宅街より明るいくらいだ。ほとんど暗闇の中を手探りでいくようなイメージを持っていたので逆に拍子抜けした。
このときは夜の22時から23時くらいだったのだけど、ぽつり、ぽつりと途切れることなく参拝者がやってくる。そして、祈りが長い。昼間に観光気分で訪れている人とは祈りの重さが違うようだ。
境内の雰囲気は明るい時間帯とは違って深閑としている。夏ということで蝉の声がしていたけど、冬場はもっと静かに違いない。秋の虫の音を聞きながらの夜の参拝もよさそうだ。
境内全域が明るくて詰め所にも人がいるし、参拝者もけっこう訪れるということで、安心感はある。深夜にひとりで訪れても大丈夫なくらいだ。
駐車場は西駐車場のみ開いている(無料)。
夜の熱田神宮参拝はなかなかいいのでオススメします。
熱田神宮の歴史については名古屋神社ガイドの熱田神宮のページに書いたのでよかったらお読みください(とても長いです)。

三脚撮影を使って撮影していても特に注意されなかったので、他の人に迷惑にならない範囲なら使っても大丈夫だと思う。

星空バックの鳥居を撮ってみたかったのだけど、この日は曇り空で星が見えていなかった。
晴れていても境内が明るすぎるのでちょっと難しそうだ。

拝殿前。

白鳥はヤマトタケルの象徴だ(死んだあと白鳥になって飛び去っていったと日本神話は語る)。
白鳥をハクチョウと思っている人がいると思うけど、本当は白い千鳥(チドリ)だ。『古事記』は八尋千鳥としている。
熱田神宮も分かっているので、絵馬は「しろ鳥」となっている。

優しい森には神話が生きてる。

八剣宮。

上知我麻神社。

御神木の大楠。

【アクセス】
・地下鉄名城線「神宮西駅」から徒歩約5分
・名鉄名古屋本線「神宮前駅」から徒歩約5分
・駐車場 あり(無料)
・熱田神宮公式サイト
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