
どの食材から出発するかでその日のメニューの方向性が決まる。今日の出発点はゴボウとスルメイカだった。久しぶりに和食にしようと思う。
和食といってもそういう方向性というだけで一般的な和食とは少し違っているかもしれない。思えば私は普通の料理が作れない。アレンジしようと思ってやっているわけではなくて、結果的にアレンジ風になってしまっているだけだ。その両者には大きな違いがある。
できあがった料理は夏向きというには遠いもので、冬向きかというとそれもどうかと思う。茶色なのは和食なのである程度仕方がない。家庭料理の和食で彩りを添えるのは難しい。冷蔵庫の中に彩りのたぐいは入っていない。
ところで、サーモンの刺身は和食なんだろうか? 他の国でサーモンの刺身を食べているところはあるのだろうか。

「サーモンの刺身」
アトランティックサーモンはいわゆる鮭とは違う。回転寿司のサーモンはよくこれが使われているとか。まあ、美味しいから鮭であろうとなかろうとかまわない。

「コンニャクとゴボウとその他の味噌炒め」
ニンジンとゴボウを下茹でする。
ごま油で、鶏肉、コンニャクを炒める。
ニンジン、ゴボウを加える。
酒、みりん、しょう油、塩、コショウ、和風だし、味噌ダレで味付けをする。

「イカと大根の煮物」
大根をしっかり茹でる。
イカの下処理をする。
酒、みりん、しょう油、昆布つゆ、砂糖、唐辛子を煮立たせる。
イカを入れてざっと火を通す。ここで火を通しすぎると固くなるので1分ほどで取り出す。
煮汁に大根を入れて煮込む。
火を止めてイカを入れて混ぜ合わせる。
冷める間に味が染み込むのでしばらく置いておく。
食べる前に再加熱する。