
桜も遠い日の出来事のようになって、街はすでに初夏の風景へと変わった。今年はひと月くらい季節が先走っている。どこかで辻褄を合わせるのだろうけど、なんだかもうゴールデンウィークみたいな感じだ。このまま一気に夏になってしまうわけではないだろうけど、それにしても今年は焦りすぎだ。
サンデー料理はようやくタケノコが登場した。遅ればせながらといった感じがないでもない。今月いっぱいくらいは何度か食べることになるだろう。
タケノコは好きだから一年中でも食べたいけど、年中食べられるものが増えた中、春しか食べられないものがあってもいい。毎年のお楽しみになる。
それ以外は普段通りというか、いつにもまして茶色料理になった。緑不足というより彩りが不足している。味は茶色料理が好きなんだけど、見た目の茶色はあまりよくはない。脱茶色は私にとって永遠のテーマといえるものだ。

「サーモンのオクラ添え」
オクラの旬は初夏というイメージだけど春から出回っている。寒い時期はあまり見ないから、これも春ものといっていいだろうか。
オクラのねばねばが苦手という人もわりといるかもしれない。私はけっこう好きだ。

「タケノコと鶏肉の味噌炒め」
タケノコは下茹でする。
鶏肉をごま油で炒め、タケノコを加える。
酒、みりん、しょう油、和風だしの素、唐辛子、味噌だれ、塩、コショウで味付けをする。

「レンコンとジャガイモの炒め物」
タマネギ、レンコン、ジャガイモをオリーブオイルで炒める。
酒、みりん、しょう油、からし、中華だし、塩、黒コショウ、水で味付けをする。