
南区鳥栖(とりす)にある八劔社(地図)。
尾張で最古級とされる古墳(帆立貝型前方後円墳)の上に乗っている。
熱田社の草薙剣が盗まれたとき、元明天皇に知られるのを恐れた熱田社の人間が、この地の鍛冶屋に代わりの剣を作らせ、それを祀って清めるための仮神殿をここに建て、それが後に八劔社となったと社伝はいう。
そんな話は熱田神宮の縁起には出てこないのだけど、熱田の八剱社創建のいきさつが曖昧で、そのあたりと符合する部分があり、あながち作り話とも思えない。
草薙剣が新羅の沙門の道行によって盗まれたというのが事実とは思えないのだけど、何か裏というか、からくりがあったのだろう。そういう物語が生まれ、語り継がれる背景があって、そこにこの地が絡んでいるのかもしれない。
そのあたりの話は神社サイトの鳥栖八劔社のページに書いた。

北側の入り口から入ると古墳であることがよく分かる。
駐車場の入り口もこちら側で、入っていった先の空きスペースに停める。



拝殿はなく、高台に本社と末社が乗っている。






ここは南区の重要神社のひとつだと思う。
かなり独特の雰囲気というか空気感があった。
【アクセス】
・地下鉄「桜本町駅」から徒歩約10分
・駐車場 なし
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