
犬山を訪れた日、犬山城の麓にある3つの神社、針綱神社、三光稲荷神社、猿田彦神社を訪ねた。
もともと別の場所にあったものをここに集めただけで、最初から3社一緒にあったわけではない。
針綱神社は延喜式神名帳の針綱神社ということになっているのだけど、ちょっとはっきりしない部分があって、確実といえるかどうかはなんともいえない。他に論社がなく、たぶんそうだろうということで、江戸時代に入ってからそういうことになった。
当初は今の犬山城天守がある山の上にあったものを、戦国時代に織田信康が白山平(成田山名古屋別院大聖寺などがある山)に移し、江戸時代に入って当時犬山城城主だった小笠原吉次が犬山城城下の名栗町に移した。
長らく白山妙理権現や白山針綱大神宮などと呼ばれていた。
祭神の尾治針名根連命のことなどについては、名古屋神社ガイドの天白区針名神社のページにも少し書いたのだけど、名古屋神社ガイドの市外編のときあらためてちゃんと書くことにしたい。ちょっと難しいところがある神社なので、更によく調べて考察し直さないといけない。
とりあえず今回は写真を中心にお届けします。

入り口右手に大きなイチョウの木があったのだけど、ばっさり切られていて驚いた。何かの建物を建てていたから、邪魔になったということなのだろうけど、やってはいけないことをやってしまった感じだ。あれはいいイチョウだったのに。






三光稲荷神社はとりたてて特徴のない稲荷社で、犬山城を訪れた人がついでに寄っていくくらいだったのに、ハート型の絵馬がインスタ映えすると評判になって以来、ものすごく参拝客が増えた。若い女性やカップルが多い。妙にこの境内だけが華やいでいる。

これがピンクのハート絵馬。確かにかわいいし写真に撮りたくなる気持ちも分かる。
中国人とかの間でも知られているようだ。


猿田彦神社は三光稲荷の境内社という扱いのようなのだけど、半ば独立した神社となっている。
ここの経歴は調べても情報がなく、創建や歴史については何も分からない。


【アクセス】
・名鉄犬山線「犬山遊園駅」から徒歩約18分
・駐車場 近くの有料パーキング(もしくは少し離れた犬山観光ホテルの駐車場)
記事タイトルとURLをコピーする