
守山区の翠松園にある大山祇神社(地図)。
大山祇(オオヤマツミ/オオヤマヅミ)を読める人はあまり多くないかもしれないけど、祭神が神社名に入っているとどんな神を祀っているか一目瞭然なので助かる。
大山祇を祀る神社としては山神社と名乗っているところが多い。大山祇を祀るとしたのは、後年、特に明治以降のことだと思うのだけど、もともとは素朴に山の神様を祀っている社を山神社(やまがみ-しゃ)と呼んでいたというところも多かったのだろう。大山祇とは日本神話でどんな神かということを農民などは知らなかったんじゃないだろうか。
『古事記』ではイザナギとイザナミの間に生まれたとしているのに対して、『日本書紀』ではイザナギがカグツチを斬ったときに生まれたとしている。具体的な記述はほとんどなく、実際のところよく分からない。
山の神であると同時に海の神ともされる。
その他のことは神社サイトの翠松園大山祇神社のページで。

尊星王は北極星を神格化した神で、天台宗側の呼び名だ。真言宗では妙見菩薩と呼んでいる。
そのあたりについても神社サイトに少し書いた。


小幡茶臼山古墳が隣接していて、かつて古墳上に祀っていた社は現在神社の方に合祀されている。


大きく削られて側面がむき出しになっている。
副葬品が多く、古墳も丁寧に造られたようだ。有力な首長のものと考えられている。
【アクセス】
・名鉄瀬戸線「喜多山駅」から徒歩約11分
・駐車場 あり
記事タイトルとURLをコピーする