
中川区かの里にある下神明社(地図)。
かつての包里村(かねさとむら)にあった二社の神明社のうちの南にあるということで下神明社(しもしんめいしゃ)と称している。
村としては東西に分かれていて、上神明社が西郷の氏神、下神明社が東郷の氏神とされたという。
上神明社は天照大神を祀り、下神明社では豊受大神を祀る。伊勢の神宮の内宮と外宮に見立てたものだろう。
歴史などについては神社サイトのかの里下神明社のページで。

この下神明社が変わっているのは神社の状況だ。
入り口は東側にあって社殿は南を向いている。
南は玉垣で囲われ、その外はガクッと土地が下がっていて、荒れ地のようになっている。陸軍関係の大きな石碑が建っているエリアは神社の外という扱いのようで、ここには近づけない。
写真左手にはアパートが建っている。
もともとの神社はどんなふうになっていたのかが想像できない。南に鳥居や入り口はなかったのだろうか。
この不思議な状況が記憶に残る神社だった。




【アクセス】
・JR関西本線「戸田駅」から徒歩約13分
・駐車場 なし
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