
6月に千種区の上野天満宮(地図)を訪れたとき建設中だった晴明殿が10月に完成したということで、どんなものが建ったのか見にいってきた。
晴明殿建築中の上野天満宮を訪ねる

なるほど、これがそうかと。
要するに結婚式場を新設したということなのだけど、晴明殿と名付けて安倍晴明にあやかろうという意図が露骨に見てとれる。
一応、安倍晴明を祀っているとしているものの、その根拠はやや怪しい。
上野天満宮は安倍晴明が一時、名古屋に左遷されて飛ばれていたことがあって、その一族が建てたという伝承を持っている。それがどこまで真実とかすっているのかは分からない。安倍晴明が名古屋に住んでいたというのも伝説に過ぎない。

晴明殿は結婚式を挙げるための施設であると同時に境内社を集めて祀る社でもあるということのようだ。
八坂社はかつて上野1丁目の永弘院の隣にあったものを取り壊して合祀したもので、これは分かる。
金比羅社や御嶽社は境内にあった社で祀っていたものだろうか。
その他、白山社や稲荷社などが上野天満宮にあった記憶はないのだけどどうなんだろう。
鍋屋上野村内外に鎮座した神々を合殿として祀っていると説明書きがあるけど、なんとなく納得できないものを感じた。
結婚式は本当に本殿の方ではなく晴明殿で挙げるのだろうか。





【アクセス】
・名古屋市営地下鉄名城線「茶屋ヶ坂駅」から徒歩約15分
・市バス/名鉄バス「谷口停留所」から徒歩約8分
・駐車場 あり(無料)
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