
中区丸の内のオフィス街にある泥江縣神社(ひじえあがたじんじゃ/地図)。
創建は古く、社伝では平安時代前期の859年と伝える。
熱田台地の西の縁にあり、古代西側は海だった。名古屋城が築城されるのはそれよりずっと後のことだ。台地の上に堀川が掘られて境内は狭くなった。かつては桜通を挟んだ北にある白山権現も境内の中にあったという。
名古屋城以前からこの地にあった神社ということで、この神社の境内は重い、あるいは深い気に満ちている。もともと強い気が満ちていた土地に神社を建てたのかもしれない。今でもそのエネルギーは充分感じられる。
名前だけは以前から知っていたのだけど訪れたのは今回が初めてだった。こんないい神社とは思ってなかった。
熱田台地の縁と直下には力の強い神社が集まっている。それは当然、たまたまではない。
歴史などについては神社サイトの泥江縣神社のページで。


江戸時代、二度の大火で焼け、空襲で焼け、不審火で焼けた。
現在の社殿は鉄筋コンクリート造となっている。


奥に境内社が集められている。
ここの空気は更に古い感じがする。



蛭子神は耳が遠いということで、魚の姿をしたこれを木槌で打って来訪を知らせる。
鉄製と思ったら木製なので、音は響かない。




歴史的にも興味深い神社であり、境内は盛りだくさんで参拝も楽しめる。
神社の周辺はオフィス街でざわざわしているので、週末に訪れると静かでいいかもしれない。
・地下鉄鶴舞線「伏見駅」から徒歩約7分
・駐車場 なし
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