
JR東海道本線の上り普通列車に乗ってひとつ目の駅が尾頭橋駅(おとうばしえき)だ。
古くから名古屋に住んでいる人なら、ナゴヤ球場の最寄り駅ということで一度くらいは降りたことがあるのではないだろうか。
中日ドラゴンズの本拠地がナゴヤドームに移ったのが1997年だから、今年でちょうど20年ということになる。若いドラゴンズファンはナゴヤ球場が中日球場という名前だったことも知らないかもしれない。
現在もナゴヤ球場は健在で、ファームの練習やウェスタンリーグの試合で使われている。熱心なドラゴンズファンは今でも足を運んでいるのかもしれない。
ドラゴンズファンではない私のナゴヤ球場の一番の思い出は、中学の時に学校を休んで友だちと西武との日本シリーズを見にいってそれが学校に知られて怒られたことだ。中日が弱すぎて、ライトを守っていた田尾にみんなが物を投げるものだから、田尾の守備位置がランナーもいないのにだんだん前進守備になっていったことを覚えている。頭にミカンをぶつけられそうになっていた。
近年の尾頭橋駅は、場外馬券売り場のウインズ名古屋が近くにあるということで、競馬新聞を持ったおじさんたちがうろついているといったイメージが強い。
古くは八幡園遊郭があり、戦前は赤線地帯の町としての一面も持っていた。今でも町を歩ければその頃の面影がぽつり、ぽつりと残っている。
駅前にある西古渡神社(地図)は、街中にあるこざっぱりした神社といった風で、あまり歴史を感じさせない。
名前の西古渡は、古渡村が東西に分割されて、こちらは西古渡村だったからだ。今は西古渡という町名は残っていない。
縁起などについては神社サイトの西古渡神社のページで。









【アクセス】
・JR東海道本線「尾頭橋駅」から徒歩約1分
・駐車場 あり(境内)
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