
中川区の庄内川西にある神明社・土之宮合殿(地図)。
入り口の社号標にあるように土之宮神明社で通っている。
土の中に点のある「圡」となっているので本来は「ヒヂノミヤ」じゃないかと思うのだけど、そういう史料もないため、確かなことは分からない。この神社を古くから知っている人に訊けば分かるんじゃないだろうか。現地ではこのことに気づかなくて、帰ってきて写真を見て気づいたのだった。
神明社・土之宮合殿となっているように、もともと別の神社が合体している。合祀と合殿の明確な違いがあるのかどうかよく知らない。一般的に二柱以上の神を本殿で祀ることを相殿、合殿というのだけど、そんな例はいくらでもあるのに、すべてが神社名として合殿を名乗っているわけではない。合殿を名乗るのは稀だ。それゆえ何か特別な理由がありそうなのだけど、よく分からない。
歴史などについては神社サイトの神明社・土之宮合殿のページで。

社殿はコンクリート造だし、境内の様子からしても、特に見所のある神社ではないのだけど、そこはかとなく古い歴史を感じるというか、高い位のかすかな残像みたいなものがある。時間の経過と時代の移り変わりの中で、それはほとんど消え去りそうになりながらわずかに残っている感じがした。






福留将監古城跡の石碑。
このあたりに助光城があったと伝わっている。


【アクセス】
・近鉄名古屋線「伏屋駅」から徒歩約5分
・駐車場 なし
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