
中村区の北西部、庄内川に近い諏訪町にある諏訪社(地図)。
隣は公園になっていて境界は曖昧だ。中村区、中川区は公園と神社が一体化しているところが多い。これは名古屋北東部ではあまり見られない。行政の事情なのかどうなのか、理由はよく分からない。
あと、駐車場が全然ないのも中村区、中川区の特徴といえる。神社に駐車場は必要ないんだという信念さえ感じさせる。
この諏訪社について分かっていることが少なく、神社サイトの諏訪社のページにも書くことがほとんどなかった。
創建は江戸時代だろうなと思いつつ、名古屋の諏訪社は意外と古かったりするので、戦国以前という可能性もなくはない。




社殿の様式は古いものを模しているようにも見える。
妻入りの舞殿型拝殿と垣で囲った本殿が離れているスタイルは、『尾張名所図会』の絵図でもよく見る。
江戸時代における尾張の神社はこのスタイルが多かったのかもしれない。
現在はこのような様式はあまり見かけない。

【アクセス】
・地下鉄東山線「中村日赤駅」から徒歩約25分
・駐車場 なし
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