
中村区の栄生町にある八幡社(地図)。
東の一の鳥居から入って参道を進むと、一般道が横切っていていったん参道が途切れ、二の鳥居の先が境内になる。
こういうパターンはたまにあるのだけど、ここが珍しいのは東向きという点だ。南北の参道を東西の一般道が横切ることはあっても、東西の参道を南北の一般道が横切るということはあまりないんじゃないだろう。
この神社は、江戸初期に名古屋城築城の邪魔になって今市場から栄生に移されてきたものだ。そのとき、どうして社殿を東向きにしたのだろうか。正確に言うと東南向きで、真っ直ぐ線を延ばすと名古屋城の方を向いているかといえば向いていない。
江戸初期の栄生など、いくらでも土地は空いていただろうに、どんな事情があったのか気になる。
詳しいことは神社サイトの栄生町八幡社のページで。


少し背の低い木製鳥居が渋くてカッコイイ。
鳥居を欲しいと思うことはほぼないのだけど、この鳥居は欲しいと思った。玄関前に置きたいけど置く場所がない。







境内の一角に作られた御嶽コーナー。

ちょっと変わった八幡社だなという印象を受けたのだけど、境内の明るい雰囲気はよかった。空気が穏やかだ。
【アクセス】
・地下鉄東山線「本陣駅」から徒歩約10分
・名鉄名古屋本線「栄生駅」から徒歩約14分
・駐車場 なし
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