
中村公園の少し西、東宿にある明神社(地図)。
ここは文句なしにいい神社だ。今までその存在を知らなかったのが不思議なくらいで、なんでこんないい神社がもっと知られていないのだろうと思った。
神社の南にはかつて鎌倉街道が通っており、庄内川を挟んだ西の対岸には萱津宿(かやつじゅく)があった。その東側にできた宿場ということで東宿と呼ばれていた。
鎌倉前期に成立したとされる『東関紀行(とうかんきこう)』に「萱津の東宿社」と出てくる。
明神社という名前がいつ付いたのかはよく分からない。祭神はヤマトタケルとなっている。熱田神宮の摂社から勧請して集落の産土神としたとされる。
その摂社というのがどこのことなのかは伝わっていない。八剣社は別宮だから違うのだろうか。
創建されたのは鎌倉時代初期、もしくは平安時代末くらいだろうか。
詳しくは神社サイトの明神社のページで。


この神社の何がいいって、社殿が素晴らしい。
現在のものは大正13年から昭和2年にかけて再建されたものだそうだけど、とても出来がいい。宮大工の腕がよかったのか、もともとの建築を写したのか、なかなかお目にかかれない社殿だ。


純木像で立派な弊殿が特に気に入った。




ぜひオススメしたい神社のひとつだ。
【アクセス】
・地下鉄東山線「中村公園駅」から徒歩約19分。
・駐車場 なし
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