
名古屋駅裏、笈瀬本通商店街の一角に小さな神社がある。スサノオとカグツチを祭る須佐之男社だ(地図)。
今はぐっと小さくなってしまったけど、江戸時代は牧野村5社の中の1社だった。
それでも、この場所でしっかり残ったのは大したものだ。こんなに小さくても氏子数は2,000戸と、ある意味では大きな神社ともいえる。
江戸時代は疫病と火事が村人たちにとっては大敵だった。それを鎮めるために牛頭天王(スサノオ)と秋葉権現(カグツチ)を祀るというのは理にかなっている。尾張藩2代藩主の光友が奨励したということもあって、名古屋城下には多くの天王社(須佐之男社)や秋葉社が建てられたという。
詳しいことは神社サイトの須佐之男社のページで。

境内のと社殿の全景はこんな感じ。
こぢんまりしているけど、全体のバランスはいい。コンパクトに上手くまとまっている。

神社の横の笈瀬通(おいせどおり)はかつて笈瀬川が流れていたところで、そこにはカッパが棲んでいたという伝説がある。
そのこともあって、笈瀬通商店街は、かっぱ商店街とも呼ばれている。
道ばたにいくつかカッパ像なども置かれている。
【アクセス】
・鉄道各社「名古屋駅」から徒歩約10分
・駐車場 なし
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