風の強い天白公園大根池で遠すぎるカモたちに届かない300mm - 現身日和 【うつせみびより】

風の強い天白公園大根池で遠すぎるカモたちに届かない300mm

天白公園の大根池

OLYMPUS E-1+SIGMA 18-50mm DC(f3.5-5.6), f6.3, 1/100s(絞り優先)



 ここは天白公園の中にある大根池。個人的にはカモスポットとして認識されている場所だ。去年初めて訪れたとき、数百羽のカモが浮かんでいて感動した。うわー、カモだらけじゃん、と。けど、今年行ってみると妙に数が少ない。ざっと見た感じ百羽いるかどうか。50羽くらいだったかもしれない。たまたまタイミングが悪かったのか、それとも今年は飛来数が少なかったのか。大がかりな改修工事をして、一度水を抜いて底をすくったそうだから、その影響も少なからずあるのだろう。いずれにしてもちょっと寂しかった。
 ここは確かにカモがたくさんいていいところなのだけど、岸辺からカモまでが遠いという致命的な欠点がある。E-1に300mmのTakumarを付けて600mm換算で迫ってみても、カモまでの距離はあまりにも遠かった。昔、中日球場のさだまさしコンサートで見たまっさんと同じくらいに。
 この日は風が強くて野鳥撮りには向かない条件だった。水面が波立っているのが写真でも分かると思う。この場にぬっくんがいたら、残った髪の毛を全部持っていかれたことだろう。池で野鳥を撮るときは、風も強敵になるということもあらためて知ったのだった。それにしても冬の水辺は寒い。

 天白公園は天白区の中央に位置している。広い芝生広場と雑木林の散策路と大根池があって、遊具も充実しているから、デートには向かないけど、子供が遊ぶのにもいいし、大人が散歩をするのにもいろんなコースが選べる。犬の散歩の人も多く、私のように池のカモ写真を撮ったり、たくさんいる野良猫にエサをあげるといった楽しみもある。バーベキュー場もあるようだ。駐車場も100台以上のスペースがあって、当然無料。夜まで開いてるというのもいい。
 公園に隣接する形で、てんぱくプレーパークというものもある。これは全国でも珍しい地域住民が作った子供の遊び場で、昭和の頃にあった遊び場としての空き地のようなものだ。そんなものを大人が作ったら空き地ではないじゃないかと思うかもしれないけど、今は子供が自由に入って遊べる空き地なんてものはほとんどなくなってしまったから、こういうものを大人が提供するのはある意味では仕方がないことなのかもしれない。

オナガ三潜隊
OLYMPUS E-1+Super Takumar 300mm(f4.0)

 変わった鳥だなぁと思った人もいるだろうか。これはオナガガモの食事風景で、見えてるのは尻の方で頭じゃない。水中で逆立ちをしたような格好になっているところだ。ちょっとタケノコっぽい。淡水ガモは潜水できないので、こんなふうに顔から水中に突っ込んで、水草や植物の種なんかを食べる。ただ、このあたりは水深があるところなので、もっと別のものを食べていたのかもしれない。
 こういう池で彼らの食べるものはたくさんあるんだろうか。いつもどれくらいおなかを減らしているのだろう。人からもらう食パンは旨いなぁとか思ってるのかな。鳥の人ではない私には、まだまだ彼らの心の内はうかがい知れないのであった。

ホシハジロのメス

 なんとなく見慣れないやつがいて気になった。メスだとは思うんだけど、きみは誰ですか? マガモのオスにくっついて泳いでたけど、明らかにマガモではない。体のサイズも小さい。家に帰って調べてみたら、ホシハジロのメスだった。カモ検定3級の私にとって、単独でいるメスを見分けるのはとても難しい。もっと勉強して、早くカモ検定1級を取りたいと思っている(カモ検定は実在しません)。

 ホシハジロのオスは、ヒドリガモとよく似ていて、遠くにいるところを肉眼で見るとどっちか分からないことが多い。どちらも頭から首にかけては赤褐色をしているのだけど、ホシハジロの方は胸は黒くて背中は灰白色をしている。
 名前を漢字で書くと星羽白となる。これは背中に星のような黒い斑点があるところから来ているというのだけど、そんなものちっとも見えやしない。これはネーミング失敗だと思う。三色ガモとでもした方がよほど分かりやすい。
 メスは焦げ茶っぽい頭と、目の周りの白いふちどりが特徴だ。オスの目が赤く血走ってるのに対して、メスは優しい黒い目をしている。
 体長は45センチくらいで、カモの中では中間的な大きさだ。
 こいつは海ガモで潜水が得意なので、潜ってエサをとる。ただ、海にはほとんど行かず、池などで植物性のものや、小魚や甲殻類などの動物系のものを両方食べる。3メートルほど潜れるらしい。
 夏場はユーラシア大陸で過ごし、冬になると南の日本になどに渡ってくる。
 あまり大きな群れは作らず、他の群れに混ぜてもらっていることが多い。いる場所に偏りがあって、たくさんいるところとほとんどいないところに分かれる。

 大根池周辺は他にも、バン、カワセミ、ヨシゴイ、サギ類、キビタキ、センダイムシクイなどがいるそうだ。オオルリもいるらしいから、ぜひ一度見てみたい。
 しかし、ここへ鳥撮りに訪れるなら、かなりの装備が必要となる。カモたちは池の中央付近に固まっていて距離が遠いから、300mm望遠レンズの450mm換算程度ではさっぱり届かない。岸辺にいる連中も近づくと逃げていくから、人にも慣れていないらしい。天白区の鳥撮りなら、天白川がいいと思う。川の方がカモとの距離がぐぐっと近いから。
 私もそろそろ2007年鳥撮りを本格的に始動しようと思う。この冬シーズンの目標は、まだ撮ったことがないカモを3種類撮ること、というのにしよう。あと、図鑑を見なくてもだいたいのものは区別できるようにもなりたい。それから、毎日出かけるときは首から双眼鏡をぶら下げるスタイルができるようになるかどうかの模索、というのもひとつのテーマとなる。森や公園で首から双眼鏡というスタイルは、言うなればアキバで紙袋を下げたりリュックを背負ってるのと同じような意味を持つ。ひと目でソレと知れてしまう格好。鳥の人となるには、乗り越えなくてはならない試練がたくさんある。最終的には、親子連れで賑わう日曜日の公園で、ほふく前進ができるようになるところまでいけば本物だ。果たしてそこまでいってしまっていいのかどうかは私自身大いに疑問だけど。
 まずは自衛隊パブへ行って鍛え直すか。
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