
熱田神宮(地図)の南西、七里の渡し跡(地図)近くの大瀬子公園一帯に秋葉神社が密集している。道沿いに、ポン、ポン、ポンと5社も並んでいるのはどういうことなのか気になった。
大瀬子公園になっている場所は、かつて魚市場が並んでいたところだ。各地から熱田湊に入ってきて大量の海産物をすべてここで売りさばいていた。当時は大変な賑わいだったという。
魚市場と秋葉神社はあまり関係がなさそうだ。火事にならないようにという願いを込めて秋葉権現を祀ったのだろう。中にはやや古い社もあるようだけど、江戸時代以降に創建されたものが多い。屋根神様として秋葉社を祀ることもあったという。
道沿いにある5社を北から順に参拝していった。一番北は田中町ということになるのだろう(地図)
よそ者の参拝用ではないようで、基本的に扉が閉まっていて中までは入れない。町内単位というには多すぎるし、個人宅のものというのでもなく、数軒もしくは十数軒くらいで一社を守っているといったところだろうか。
詳しいことは神社サイトの大瀬子秋葉神社のページで。

少し引くとこんな感じ。

大瀬子公園内にある秋葉社(地図)。
住所でいうと木之免町になる。
ここは狛犬がいる。

末社も付随している。


大瀬子公園南の秋葉神社(地図)。
住所は大瀬子町。
この秋葉神社には鳥居がある。

同じく大瀬子町内にある秋葉神社(地図)

一番南にある軻具突智社(地図)。
秋葉神社同様、カグツチを祀っている神社なので、ここも秋葉神社だ。石柱に秋葉とある。
道沿いだけでなく、少し内に入ったところにも秋葉社があるようだ。昔はもっとたくさんあったようで、これでも少なくなったのだとか。
堀川を挟んだ愛知時計電機は軍事関連の部品や航空機などを作っていたことで空襲の標的となり、多くの犠牲が出た。熱田神宮もかなりの社殿が焼けている。大瀬子一帯は秋葉社のご加護か、被害が少なかったらしい。
毎年12月の例祭のときは神社の前でかがり火を焚いて、子供たちの太鼓隊が町内を練り歩くという。
【アクセス】
・地下鉄名城線「伝馬町駅」から徒歩約15分
・駐車場 なし
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