
名古屋市南区笠寺にある七所神社(ななしょじんじゃ)地図。
935年に起きた平将門の乱に端を発する神社とされている。
将門が強すぎて武力ではなかなか倒せないということで、それなら呪いでやっつけてしまえと全国の寺社で祈祷が行われた。真面目な話だ。
尾張国では熱田神宮がその任に当たり、笠寺と星﨑に熱田の神々を神輿に載せて移し、そこで祈祷が行われたという。
乱が平定されたのちに熱田の神を祀ったのが七所神社創建の由来とされる。
そんなエピソードを知らずに訪ねてみれば、決して恐ろしいような神社ではなく、むしろ明るく陽気な神社だと感じた。
元の場所は鳥居山(今の丹八山/地図)で、この地に移されたときは笠寺の氏神とされたというから、平将門とは直接関係ないといえばそうかもしれない。
くわしいことは神社サイトの七所神社のページで。


あえて「式外(しきげ)」と彫り込んだのは、古社ということが言いたかったからだろうか。
しかし、さかのぼっても『延喜式』完成の927年よりはさかのぼれないだろうから、厳密に言えば式外社とは言えないように思う。




南区も秋葉社が多い。

木々が作り出す光と影の風景が美しい。
気持ちのいい境内だった。
【アクセス】
・名鉄名古屋本線「本笠寺駅」から徒歩約14分
・駐車場 なし(スペースあり)
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