
名古屋市西区洗堰緑地の一角、池のほとりに小さな堂がある。池の名前が蛇池(じゃいけ)ということから蛇池神社(地図)と呼ばれている。正式名が龍神社ということを知っている人はあまり多くないかもしれない。
ここで巨大な蛇を見た村人がいて、噂を聞きつけた信長が自ら池に潜って探したという話が伝わっている。蛇池の名前はそこから来ているのだと。太田牛一が『信長公記』の中で書いているのだから、実際そんなことがあったのだろう。
ただし、この神社と信長の蛇探しは関係がない。建てられたのは明治に入ってからのことで、日照りが続いて坊さんに頼んで雨乞いをしたら雨が降ったので、そのお礼として龍を祀るお堂を建てたのが蛇池神社の始まりだ。
詳しいことは神社サイトの蛇池神社のページで。




少し離れた場所にもお堂がある。
たぶん奥の院で、龍の女神を祀っているのだと思う。本殿の方で男神(八大龍王)を祀っているはずだ。

2000年の東海豪雨に伴う改修工事で池の周りの桜が切られてしまったとのことだ。
その後、若木が植えられたから、あと20年くらいするとまた桜の風景が戻ってくるだろう。


この日はまだ洗堰緑地の桜は見頃ではなかった。今年はタイミングを外してしまったけど、それでもまたここを訪れることができたとを嬉しく思った。
蛇池神社もようやく参拝することができた。
【アクセス】
・東海交通事業城北線「比良駅」から徒歩約8分。
・駐車場 なし
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