
名古屋市東区の大松町にある稲荷神社(地図)。
ずっと前から何度も横を通ったことはあってその存在は気になっていたのだけど、鳥居をくぐって訪ねるのは今回が初めてだった。
『愛知縣神社名鑑』に江戸から18人の村人とともに移ってきた稲荷社とあって、物語を感じた。昔も今も、江戸に上る人もいれば、江戸から下る人もいる。
18人の人たちは名古屋城下の外れに新天地を求めてやってきた。どんな暮らしぶりだったかは想像がつかないけど、300年後もこうして稲荷社は残ったのだから、名前は残らなくても足跡は刻んだと言っていいんじゃないかと思う。
18人の子孫たちは今でもこのあたりに住んで稲荷社の世話をしているのだろうか。
稲荷神などについては神社サイトの大松町稲荷神社のページに書いたので、よければそちらをご覧下さい。



稲荷社の隣にある玉廣神社。
どんな神社で、どんな神を祀っているのかは不明。
この稲荷神社は村社になっているくらいだから、近くの小さな神社をいくつ合祀しているはずで、そのなかの一社だろう。


倉庫か何かに見えたけど、お堂かもしれない。中はのぞかなかったので分からない。



街中の小さな神社にも、数百年重ねた歴史がある。
【アクセス】
・JR中央本線/地下鉄東山線「千種駅」から徒歩約22分
・駐車場 なし
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