
名古屋市北区清水の八王子神社春日神社(地図)。
八王子神社はもともと若宮八幡、天王社とともに名古屋城築城前の那古野庄今市場にあった。名古屋城ができて三の丸となったところだ。
名古屋城築城にともない、城外に移されることになり、くじ引きで名古屋城北東の清水への遷座が決まった。
若宮八幡は城下の南へ移り、天王社だけが城内に残されることになった。
春日神社は昭和46年(1971年)にこの場所に移されてきて、八王子神社と合体して八王子神社春日神社という名称になった。合祀することはいくらでもあるけど、名前が合体して両社が残るというのは珍しいパターンだ。おかげでその実態が少し分かりづらくなっている。
若宮八幡社は名古屋総鎮守として出世し、天王社は明治になってから城外に移され那古野神社となった。その二社と比べると八王子神社は地味な存在となっている。知名度も高いとは言えない。
若宮八幡社が実は孫若御子神社ではないかという説があって、その場合、この八王子神社が鍵を握ることになるのだけど、そのあたりの詳しいことは神社サイトの八王子神社春日神社のページに書いた。そう簡単に結論が出るような説ではないのだけど。








【アクセス】
・名鉄瀬戸線「清水駅」から徒歩約5分。
・駐車場 あり(無料)
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