
名古屋市北区安井の旧木曾街道沿いにあるお福稲荷、山神社、白竜社。こんもり茂った鎮守の杜の中に仲良く収まっている。
戦国時代、信長の家臣として仕えた浅野長勝などがこの地に安井城を築き、その鬼門の守護として勧請したのが山神社だった。1573年頃というから、信長が足利義昭を追放して室町幕府が滅亡した時期だ。
その室町幕府前期の南北朝時代、北朝の側にいた犬飼頼隆が所領していた土地で、浅野長勝や安井将監などはその子孫に当たる。
浅野長勝の館城はこの神社の南西あたりにあったとされる。150メートル四方というからなかなかの規模だ。野球のグランドがレフト・ライト100メートル、センター120メートルと考えるとだいたいの広さが想像できると思う。
その後、浅野長勝は所領が中島郡大里村(稲沢市)に移ったことで浅野城は廃城となったとされる。遺構は何も残っていない。
山神社はそのまま残され、のちにお福稲荷と白竜社が合祀された。
更に詳しいことは神社サイトのお福稲荷社・山神社・白竜社のページに書いたので興味のある方はそちらをお読みください。









【アクセス】
・地下鉄上飯田線「上飯田駅」から徒歩約33分。
・駐車場 あり(無料)
・拝観時間 終日
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