
名古屋市北区の北の方にある大井神社。
『延喜式神名帳』にある尾張国山田郡大井神社がこの神社とされている。
ここが本当に山田郡の大井神社なのかということに関しては、名古屋神社ガイドで書くとして、ここでは写真中心にお届けします。

さほど広い神社ではないものの、古社らしい落ち着きのある空気の中に鎮まっていると感じた。

昭和3年(1928年)に製造された石造の蕃塀。
凝った彫り物といい、なかなか渋くてカッコイイ蕃塀だ。

境内の幅は狭いけど奥行きはけっこうある。
神社はやっぱり、奥行きが大切だと思うのだ。鳥居をくぐってすぐに拝殿だと気分が盛り上がる前に着いてしまう。

この拝殿はいい。江戸時代のものじゃないだろうか。
しかし、横に回るとちょっと驚きの光景が待っていた。

幣殿、渡り殿、本殿がコンクリート造になっている。このパターンは珍しい。本殿は木造で拝殿がコンクリート造というのはよくあるけど、その逆は初めて見た。デザインとしてはかなり斬新だ。本殿の老朽化でそうならざるを得なかったのだろう。



石灯籠に吊灯籠、ろうそく立てなど、神仏習合時代の名残が少し見られる。


保存樹の立派なヒノキ。
書きたいことがいろいろあるのだけど、続きは神社サイトで。
【アクセス】
・城北線「比良駅」徒歩約33分。
・名鉄小牧線「味美駅」から徒歩約37分
・名古屋市バス停留所「如意一丁目」下車
・駐車場 あり(無料/神社裏手)
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