
ふと気づけば早くも2月。節分も終わって、今日は立春だった。春は遠くて近い。
サンデー料理は相変わらず季節感はないけれど、年間を通じて何も変わらないのがサンデー料理のいいところかもしれない。マンネリ、あるいは安定感。
今回は少しだけ実験的な試みがあった。人から見たらいつもと同じに見えるかもしれないけど。

「マグロとアスパラのしょう油だれ」
タレと一緒に半生まで加熱するのが一番手っ取り早くて簡単だ。焼くより固くならない。ただ、見た目にこだわると、あまりいい調理法とはいえないかも。

「カボチャ煮込みの卵とじ」
カボチャは煮るか揚げるくらいしかないのだけど、何か違う調理ができないと考えて作ったのがこれだ。
酒、みりん、しょう油、水、コンソメの素で煮込む。
カニかま、下茹でしたブロッコリー、ツナ缶を加え、塩、コショウで味を調える。
溶き卵を回し入れて、固くならないうちに火を止める。
仕上がりが想像できなかったのだけど、思ったよりも美味しかった。カボチャと卵は意外と合う。何か応用もできそうだ。

「ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、鶏肉炒めのオーロラソース風」
もともとはフランス料理でベシャメルソースにトマト(ピューレ)とバターを加えたものをオーロラソース(フランス語で夜明けの意味)というらしいのだけど、日本ではケチャップとマヨネーズを混ぜたものをそう呼んでいる。色は少し似ているかもしれないけど、ソースとしてはまったくの別物だ。
オーロラソースはそれほど美味しくないという思い込みがあってこれまでサンデー料理ではほとんどしなかった。今回やってみたらけっこう美味しかったから、今後は出番が増えるかもしれない。特にジャガイモ系には合いそうだ。
しずる感が出て見た目も美味しそうで食欲をそそる。