
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4
名古屋と近郊で食パンをめぐる旅シリーズ。今回は街中にある3軒のパン屋さんを紹介します。
「大須ベーカリー」さん。
名前の通り大須の商店街の中にある。矢場町方面から南へ下って万松寺交差点を西へ入り、しばらく進んだ右手だ。
アーケード通りの中にあるとは思わず周囲をぐるぐる探し回ってしまった。店は角にあるから、万松寺通が分かれば店は見つかると思う。
昔ながらのパン屋をイメージしていたら外観がおしゃれで想像と違っていた。けど、セレブ寄りか庶民寄りかといえばやはり庶民派の部類に入る店だと思う。
商店街の中なので専用駐車場はない。最寄り駅は地下鉄名城線/鶴舞線の「上前津駅」で、駅から歩いて分くらいだ。

何種類かあった中でソフティープルマンというのを選んでみた。
持った感じからして柔らかい。当日は切り分けるのが難しいくらいだった。しっとり系でクセがなく、控えめな優等生といった印象の食パンだ。70点ではないし90点でもない。どこか突出させるよりもバランスを重視した食パンといえるんじゃないだろうか。
普通に美味しいというのは食パンにおいてはけっこう偉大なのだ。
このサイズで税込み290円はまずまずの値段設定だと思う。
大須ベーカリーの紹介ページ
お店の地図
9時~19時半
定休日 火曜日・水曜日

「パンドール丸武」さん。
個人的な感覚では矢場町エリアなのだけど、最寄り駅を考えるとJR中央本線と地下鉄鶴舞線の鶴舞駅が最寄り駅になるから、鶴舞エリアということになるだろうか。
丸太町ジャンクションの少し東、若宮大通沿いに店はある。
外観からしてもスタイリッシュなパン屋さんだ。高級感丸出しというよりおしゃれな店を目指すというコンセプトが感じられる。
webサイトがないのがちょっと残念というかもったいない気もする。

買ったのは山型食パンだった。
まず香りがいい。中はしっとりとしていて柔らかい。トーストにすると食感はかなり軽い。
一口目から美味しさが分かりやすいタイプの食パンだ。ただ、その分、食べ進めたときの味の奥行きが少し足りないかもしれない。もう一歩口溶けがいい方が好みだ。
充分美味しいのだけど、どこか物足りなさもある。他の種類の食パンも食べてみたい。
お店の地図
8時~19時
定休日 火曜日・月曜日不定休

JR名古屋駅の高島屋一階にある「ゴントラン シェリエ」さん。
パリに本店を持つ有名高級パン屋さんだ。とにかくおしゃれで、ブランド力を前面に押し出してくる。私としてはやや苦手なタイプの店ではあるのだけど、やはり説得力はある。
パリの本店は三つ星シェフで若手ナンバーワンとの呼び声もあるパン職人がやっているのだとか。日本の店はパリ直営とかではなく、ゴントラン シェリエのプロデュースということらしい。売っているパンは日本特有のものなのだと思う。東京に5店舗、福岡と仙台にも支店がある。
一番人気はクロワッサンということで、食パン目当ての私としては少しラインがずれているかもしれない。
たいぶ前に一度買って食べたことがあって、そのときは高いけど美味しいという漠然とした印象しか残らなかった。前回は店の写真を撮るのを忘れたこともあって再訪することにした。

すべてカットしてある食パンしかなくて、この時点でちょっとイヤだ。食べるときの気分で好きな厚さに切り分けて食べたい。
ひと言で言うと高級食パンということになるだろう。香りのよさはかなりのもので、味は上品でやや控えめ。
歯ごたえは軽いものの、ややもっちり系で、口溶けはあまりよくない。
全体としてはレベルの高い食パンなのだろうけど、個人的にはそれほど好んで食べたいというほどでもない。食パンだけでいえば、もっと安くて美味しいところを他にいくつも知っている。この立地では値段設定は当然高くならざるを得ない。
次回は看板商品ともいえるクロワッサンを買うことにしたい。それ次第で評価は一変する可能性はある。
ゴントラン シェリエのHP
お店の地図
7時半~21時
定休日 なし