
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 9-18mm
愛知県瀬戸市の岩屋堂公園の入り口にある浄源寺。
岩屋堂は紅葉名所としてよく知られているのに浄源寺の知名度は低く、訪れる人は少ない。個人的には岩屋堂よりも浄源寺の紅葉の方が好きで、毎年のように撮りにいっている。
岩屋堂は瀬戸の冷蔵庫と呼ばれるほど気温の低い地域だ。車で行っていた頃は車を降りた瞬間に感じたけど、自転車で行くとその手前ではっきり分かる。瀬戸市の中心部と比べて2、3度は明らかに違う。もっとかもしれない。なので、紅葉の見頃は名古屋市内よりも一週間くらい早く訪れる。
にもかかわらず、どういうわけか浄源寺の紅葉は遅く、だいたい毎年12月に入ってから見頃を迎えることが多い。理由はよく分からない。気温よりも日照時間の関係かもしれない。
いつも12月に入ってすぐくらいに行っていて、今年は紅葉が遅かったから昨日5日でも充分間に合うだろうと思っていたら完全に遅刻だった。あそこまで終わってるとは想像してなかった。7日くらいに行ってもちょうどいい年もあるのに、今年は後半から終盤にかけて駆け足になったのかもしれない。残っているモミジは少なく、モミジ絨毯はすでになかった。撮り頃は一週間近く前だっただろうか。たまにこういう年もある。
この日は風が弱く、空は薄曇りで、午前中に雨が降った。タイミングだけでなく撮影条件としてもよくなかった。

イチョウの落ち葉もすっかり枯れて色あせていた。今年は紅葉自体がよくなかったから、いいタイミングで行けたとしてもベストの写真にはならなかっただろう。
2012年はいい年だったという印象が残っている。
モミジの状態とタイミングがよければ、落ち葉絨毯のきれいな絵が撮れる。


紅葉終盤の渋枯れ風情だった。






岩屋堂の紅葉はすっかり終わって、いつもの静けさを取り戻していた。

岩屋堂行きも今年はこれで最後となった。年が明けて2月にはセリバオウレンが咲くけど、それは行けるかどうか分からない。来年の紅葉の話をするには気が早すぎる。
今シーズンの紅葉撮りは、最後に散り葉撮りをして締めくくりとしたい。