
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 60mm F2.8 MACRO / 9-18mm
11月に入っても暖かい日が多くて名古屋市内の紅葉がなかなか進まない。せっかく撮るなら見頃に撮りたいとは思うのだけど、ぼんやり待っているだけではらちが開かない。それに見頃になったからといって一気にすべてを回れるわけでもない。まだ早いと知りつつ少しずつ順番に巡っていくしかない。
そんなわけで今日22日に出向いたのは名古屋市覚王山にある揚輝荘(ようきそう)だった。
覚王山日泰寺のすぐ東にあり、北園の庭園は無料で一般公開されている(月曜日定休)。
2010年に初めてここで紅葉を撮って以来、毎年訪れている。見頃はだいたい11月の終わりから12月初めにかけての年が多い。ここに関しては早すぎるよりも遅すぎるくらいがちょうどいい。今年はいかにもタイミングとして早すぎた。紅葉の完成まであと一週間はかかるだろう。
松坂屋の前身であるいとう呉服店の初代社長伊藤次郎左衞門祐民の別荘として建てられた邸宅で、あれやこれやいろいろあったのちに名古屋市に寄贈され、2008年から一般公開されている。
ここ数年でそれなりに知られたとはいえ、まだまだ訪れる人の少ない穴場の紅葉スポットだ。ネットの紅葉情報などでも出ることはあまりない。個人的にはもう少しメジャーになってもいいと思うのだけど。
今週末でもまだ早すぎるくらいだろうから、これから訪れる人のための情報としては価値があるかもしれない。
ただし、今年は母屋である伴華楼(ばんがろう)が工事中で外観がシートを被っていて、撮影はやや厳しい点があるのと、モミジの葉の傷みが目立つから、ちょっとオススメできない部分もある。当たり年、外れ年ということでいえば、今年は全体に外れの年だ。

豊彦稲荷の朱鳥居。

京都にある修学院離宮をモデルにした池泉回遊式庭園が作られている。


修学院離宮にある千歳橋を模した白雲橋。
以前は橋の途中まで行くことができたのだけど今は進入禁止になってしまった。


三賞亭も去年までは玄関口まで入れたのに今年は入り口に入ることもできなくなった。
ここの障子を額縁に見立てて撮るのが好きだったから残念だ。





揚輝荘webサイト