
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4
庄内緑地公園の西北に中小田井(なかおたい)という町がある。旧街道の面影を残す通りは、名古屋市の町並み保存地区に指定されている。
名古屋には四間道、有松、白壁・主税・橦木、中小田井の4つの町並み保存地区があって、それぞれこのブログでも登場している。ただ、白壁エリアに関しては、川上貞奴邸や橦木館、旧豊田佐助邸などを紹介しただけで、町並みについてはあまり載せていない。何度も行ってるからとっくに紹介したつもりになっていた。近いうちにあらためて出向いていって写真を撮ってこないといけない。
中小田井は久々の再訪だった。前回は2008年だから、あれから8年も経っていた。また行きたいと思いつつなかなか実現できずにいた。
久々に見る中小田井の町は、特に変わった様子もなかった。8年も経ったら変わっていないはずもないのだけど、印象として大きな変化は感じられなかった。一枚目に載せた写真の場所は特に印象深くてよく覚えていた。中小田井の町並みを代表する風景だ。
二度目だから前回見つけられなかった光景を見つけたいと思ったのだけど、これといったものは見つけられなかった。前回は気づかなかった水屋を撮れたくらいのものだ。
名鉄犬山線の中小田井駅から庄内川の堤防まで続く約500メートルの通り沿いが中小田井の町並みだ。ごく短い距離なので、写真を撮りながらゆっくり一往復しても30分もかからない。四間道や有松と同じようなものを求めていくと少し物足りないかもしれない。
今回は時間がなくて寺社は素通りしてしまったけど、初めて訪れるなら善光寺別院願王寺や五所社、少し離れたところにある星神社などもあわせて訪れることをおすすめしたい。寺社に関しては前回書いたので今回書き足すことはない。よければそちらをお読みください。
小田井神社仏閣巡りは謎の多い星神社から始まる
誰もが忘れた頃に再開した小田井の神社仏閣編の第二弾
何かと変わった善光寺別院などを紹介して小田井編はやっと完結











中小田井のことはずっと気になっていて再訪できたのですっきりした。これでまたしばらくは行かなくていいだろうと油断していると町並みは変わっていってしまう。町並み保存地区といっても強い拘束力があるわけではなく、移り変わらない町などはどこにもない。
店らしい店もなく、観光地でもないから中小田井のこれ以上の発展は難しそうだ。四間道や有松のようにはいかない。
個人的な希望としては電柱・電線の地中化をぜひやってほしいのだけど、お金がかかわるわりにメリットがなさそうだからおそらく実現はしないだろう。
中小田井はこのまま静かな町並みでいいのかもしれない。