
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 60mm F2.8 MACRO / 9-18mm
八事の興正寺で毎年10月に行われている千燈供養会は、今年から千燈祭(せんとうさい)と名前を変えて先週末10月8日、9日に執り行われた。
変わったのは名前だけではなく、日程にも変更があった。名古屋まつりと同じ10月第三週の土日だったのが今年は第二週に前倒しされた。たまたま今年だけだったのか、来年以降もそうなったのかは分からない。稚児行列が境内を出て町内を回るようになったのも今年の変更点だ。
私は2010年に初めて訪れて以来、毎年出向くようになった。個人的には今年で7回目ということになる。
興正寺はここ1、2年、金銭トラブルなど様々な問題を抱えて大変そうなのだけど、好きなお寺であり、千燈供養会のポスター写真を提供したり、フォトコンでお世話になったりと、何かと縁のあるところなので、できるだけ早く無事問題が解決することを願っている。
今年は始まる前に着いて、最初から流れを追うように撮ると決めていた。ここ数年は個人的な視点で心象風景のように撮っていたのだけど、一度初心に立ち返ってみることにしたのだった。千燈祭というのはこういうものですよと分かりやすく説明するように撮ったつもりだ。できるだけ伝わるといいのだけど。
17時半に山門前を山伏と稚児行列が出発して、五重塔前、本堂前を通り、奥の院の大日堂を目指す。大日堂広場には大きな護摩壇が準備され、各種祈祷などが行われた後、護摩壇に火が入り祭りはクライマックスを迎えることになる。
この日は風が強くて、炎が暴れて火の粉が飛び交っていた。写真的にはその方が盛り上がってよかったのだけど、早々にこれは危険ということで水が打たれ、火の勢いが小さくなってしまったのはちょっと残念だった。護摩壇自体も今年は背が低くなっていたように思った。
そんなこんなの八事興正寺の千燈祭の模様を、今日明日と、前後編に分けてお届けします。












後編に続く。