
中田島砂丘の第3回をお送りします。
今回の中田島砂丘では珍しくC-PLフィルターを使ってみた。前々回書いたように、海辺は強い風によって砂埃と波しぶきが猛烈に吹き荒れているため、フィルターなしではちょっと怖くて使えなかったというのがある。25mmと60mmは保護フィルターを持っているのだけど、9-18mmはサイズが違っていて持っていないので、ステップアップリングでC-PLフィルターを使ったのだった。
実は超広角レンズでC-PLを使ったのは初めてで、その組み合わせにデメリットがあることを知らなかった。デメリットというのは、上の写真を見ると分かるように、空の明るさにムラができることだ。片効きと呼ばれる現象で、太陽の位置や角度によって空の半分や一部に明るさムラが出ることがあるのだとか。そんなことは知らず、液晶モニターも基本的には確認しないので、帰ってきてからPCで見るまで気づかなかった。
効果を弱めたりすると多少はましになるようだけど、基本的に超広角レンズとC-PLの組み合わせはNGと思っておいた方がいいらしい。どうしても使いたければあとからレタッチで直すことになるのだけど、こういう中途半端なグラデーションは完璧に直すのが難しい。囲ってしまうと境界線が不自然になるから、焼き込みと覆い焼きでやるか、色のコントロールで調整するかだろう。
私はもう懲りたので、超広角でC-PLは使わないことにする。標準や広角レンズまでならここまで極端な片効きが出ることはないはずだ。











まだ名残惜しいのだけど、今回はここまでとしたい。
砂丘の全貌がだいたい掴めたので、次の機会があればもっといい条件でいいのを撮りたい。
浜松名物の一つとして中田島砂丘をおすすめしたい <1>
中田島砂丘モノクローム
【アクセス】
・JR東海道本線「浜松駅」から通鉄バス「中田島」行きに乗って「中田島砂丘」下車(約15分)。徒歩約1分。
・無料駐車場あり(遠州灘海浜公園)
浜松市公式webサイト
浜松・浜名湖観光情報webサイト