
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4
「カメラマン 2016年9月号」で、「写生会」が銅賞入選。
この写真は去年、津島市の天王川公園で撮ったものなのだけど、別カットのものをいくつかのフォトコンに応募して落選したので、しばらくその存在を忘れていた。一年半近く経ってもう一度この日の写真を見直す機会があって、あらためてセレクトし直して応募したら今回は入選した。そういうことがけっこうある。ラブレターは一晩置いてから出せという教えがあるけど、写真もしばらく寝かせた方がいい場合もある。
撮った直後は別カットの方がいいと思って応募したわけだけど、一年以上経ってから見てみるとこちらのカットの方が断然いい。結果的には最初の判断が誤りということになる。月日が経つと技術力が上がるだけでなく見る目も肥えるから以前よりも正しい判断ができるようになる。写真の経験値というのはそういう部分が大きいように思う。
この日のこのシーンはなかなかよかった。写真のよしあしどうこうよりも、いいシーンに出会えて、それを写すことができたことを喜んだ。こうして入選するとあとに残る。落選すると、その他の写真の中に埋もれてしまう。
この写真は日の目を見させてあげたいと思うものがある。これもそうした中の一枚だ。
![]() カメラマン 2016年9月号 【表紙】 土屋太鳳[本/雑誌] (雑誌) / モーターマガジン社 |

「フォトテクニックデジタル 2016年9月号」で、「野に咲く」が次点入選。
「フォトテクニックデジタル」の次点は入選扱いながら賞金も賞品ももらえないので、本を買おうかどうしようか迷って買わないことが多い。古本で手に入ったら買おうかくらいの感じだ。
これは今年の5月に刈谷市の小堤西池で撮ったカキツバタだ。
今年は出向いたタイミングもよかったし、花の状態もよかったから撮りやすかった。天候は残念ながら曇り空だったのだけど、しっとりした感じを出すにはむしろよかったかもしれない。晴れていたらカキツバタの色はもっと飛んでいたはずだ。
アドバイスで、池が白く飛びすぎているからPLフィルターを使った方がよかったとあった。なるほど、このシーンでPLなのか。それはまったく思いつかなかった。ハイキーにしているから池が飛んでしまうのはしょうがないと最初からあきらめていた。PLを使えば水面の階調が残ったかもしれない。全体の雰囲気も少し違ったものとなっただろうから、両方撮ってみてどちらかを選ぶという手はあった。
そういえば最近、長時間露光のとき以外PLを使ってない。今後は状況次第で積極的に使っていこうと思った。で、浜松の中田島砂丘のときに使ったら、大問題が発生してしまったのだけど、それはまた今度ということで。
![]() フォトテクニックデジタル 2016年 09月号 [雑誌] |
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