
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4
今日は道行き夏の風景をお送りします。
学生たちは夏休み。うらやましいようなそうでもないような。懐かしい思い出は残っているけど、もう一度あの時間を過ごせといわれたら苦痛でしかないように思う。通り過ぎてしまったことが美しく思えるのは幻想だ。
月日が進み、季節が巡るように、私たちも前へ行こう。どちらが前か分からなくても、とにかくこの先を目指して。
夏が最高潮を迎える頃、私はいつも寂しい気持ちになる。あとはもう夏が行くのをただ見送るしかないから。夏休みが終わってしまうあの悲しい感じは、これからもずっと続くのだろうか。
夏休みの少年にかける言葉はない。もしあの頃の自分に会うことができてもなんと言ってあげればいいのか言葉が見当たらないように。
愛おしむようにそっとシャッターを押す。それはきっと、あの頃の自分にレンズを向けているような気分なのだろう。










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