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名古屋と近郊で食パンをめぐる旅シリーズ。今回は名古屋市内で評判のいい3軒のパン屋さんを紹介します。
まず最初は、東区の赤塚にある「パン・ド・ジャルダン(Pain de jardin)」さんから。
場所は徳川2丁目、赤塚交差点北東、神明社のすぐ北側にある。国道19号線沿いなので分かりやすいと思ったのだけど、少し引っ込んだところにあるせいで気づかず通り過ぎていた。赤い壁と明倫ゼミナールが目印だ。
駐車場はなさそうだった。東から一方通行の道を回り込んで、店の北側に少しとめておけそうではある。
jardinはフランス語で庭という意味だから、直訳すればパンの庭というのが店名ということになるだろうか。
テーラテールのような高級志向の店を想像していたら、意外にも庶民派の町のパン屋さんだった。オープンは2013年というからけっこう新しい。

値段は大きめサイズの半分で360円+税だから、安くもなく高くもなくか。わりと色白系の食パンだ。
角食パンということでキメが細かい。それでももっちりというよりは軽めの食感で、口どけもいい。香りや甘さは控えめで、多少物足りなくもないけど、優しくて飽きのこない感じで好感が持てる。
特化した部分はないスタンダード食パンの優等生といったところだろうか。
パン・ド・ジャルダンのFaceBook
お店の地図
8時~18時半
定休日 第1・第3火曜日・水曜日

続いては、千種区車道の「LA LOIRE (ラ ロアール)」さん。
最寄り駅は地下鉄桜通線の車道駅で、東山線やJR中央本線の千種駅からも遠くない。
店の場所を説明するのは難しい。車道駅から南へ住宅街の中を入っていったところにあって、偶然発見できるような場所にはない。目印となる交差点や建物もないので、地図を頼りに行くしかないと思う。
駐車場はなさそうだけど、店の横にとめていいのだろうか。
店名はフランスのロアール川から取っていると思われる。ロアール地方かもしれない。
主婦の方がやっている店なのかと思っていたら、わりとベテラン風のおやっさんが対応してくれたから、やはりあの方がご主人なのだろう。
朝の7時半から夜の7時までというのは長い営業時間だ。何時に起きて仕込みをやられているのだろう。

これで半斤サイズになるのだろうか。値段は270円プラス税。個人的には小さいサイズの方が買いやすいので助かる。
全体的に安めの値段設定のようだ。
この食パンはごく軽い食感に特徴がある。これだけさくっとした歯ごたえの食パンはあまりない。もちもち食パンを好む人も多いようだけど、私はこういう軽い食感の方が好きだ。
風味、甘みは控えめでほのかに香る。もう少し小麦の風味がはっきりしていてもいいのかなと思うけど、そのあたりは好き嫌いが分かれるところだろう。
お店の地図
7時半~19時
定休日 日曜日

3軒目は「ヤギュウ (YAGYU)」さん。
場所は千種区田代本通で、最寄り駅は覚王山駅になるのだろうけど、そこから歩くには少々遠い。
現在、店が入っているマンションが大がかりな工事を行っている。店を見落としそうになった。
駐車場はないので、店の前に路上駐車ということになってしまう。
もともとは北区橘に店があって、そのときの店名はカッツェだったようだ。ヤギュウという店名がどこからきているのかは分からない。

道を隔てて見てみる。工事はまだ始まったばかりのようで、これはしばらくかかりそうだ。
店はこぢんまりしていて中も狭い。しかし、なかなかの人気店である。

行ったときは食パンが売り切れていた。せっかく行ったし、ここまではなかなか行かないので代わりになるものを何かと思って選んだのがカンパーニュだった。田舎風のフランスパンのようだ。
側は固い。焼いても固いままでサクッとはならない。中身はもっちりというかしっとりというか、良くも悪くも重たい食感だ。
香ばしさと旨みが凝縮していて、食パンとはまったく違っている。噛むほどに味わい深い。
こういうパンが好きな人の気持ちも理解できるけど、個人的にはやっぱり日本の食パンが好きだ。
評判のいい店だし、一度はここの食パンを食べてみたい。工事が終わって落ち着いた頃を見計らってもう一度行ってみよう。
お店の地図
9時~19時
定休日 日曜・月曜日