OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 60mm F2.8
「フォトテクニックデジタル」主催の第5回私的写真集選手権で、「サヨナラノオト」が入選(photogeni賞)。
スライドショーにしてYouTubeにアップしたので、よかったら見てやってください。
https://youtu.be/nDO21mGX4Rs
「フォトテクニックデジタル 2016年7月号」で発表された。
![]() フォトテクニックデジタル 2016年 07月号 [雑誌] |

結果発表を見て、とにかくホッとした。去年の「a life」もそうだったけど、これだけは落とすわけにはいかなかった。
軸足を道ばた写真に置いて、写真集を帰結点としている以上、写真集形式のコンテストで結果を出さないわけにはいかない。これで落ちてしまうと、写真ノートの言葉も説得力を欠いてしまうだろうし、何より自分自身が自分の写真を信じられなくなってしまうのが怖い。軸足が揺らいでしまえば、写真活動そのものの健全性といったものが失われかねない。写真集形式のフォトコンは、通常の一枚写真のフォトコンとは全然意味合いが違っている。少なくとも私にとっては。
「サヨナラノオト」は去年作ったものなので、今の自分の感覚で見ると駄目な部分や直した方がいいところがいろいろあるのだけど、これはこれであの時点で完結したものだ。今更どうにもならないので、これでよしとする。
タイトルは二通りの読み方ができるようになっている。さよならノートか、さよならの音か、それは見る人が決めてくれればいい。「音のない音」というサブタイトルを思いついたのだけど、それは蛇足になると思ってやめておいた。
次の写真集のタイトルも内容もほぼ決まっている。去年、一度作って内容が中途半端に終わった「凪いでいる」を、もう一度最初からやり直す。まずはそれを完成させて、10月締め切りの富士フイルム・フォトコンのフォトブック部門に出したい。
次回の私的写真集選手権もまた参加したいと思っている。入選、落選を抜きにしても、三人の写真家とカメラ紙の編集長にじっくり自作の写真集を見てもらう機会というのは貴重だ。フジコンは審査員が一人だから、あの結果は今ひとつ納得できないところがある。

同じく「フォトテクニックデジタル 7月号」の読者投稿ギャラリー・ネイチャー部門で「時は流れる」が佳作入選。
琵琶湖の白髭神社の水中鳥居を長時間露光で撮った一枚だ。
私がマイケル・ケンナごっこと呼んでいるシリーズのもので、これも嬉しかった。
琵琶湖とは本当に相性がよくて、一年に一回くらいしか行かないのに、行くたびに入選作が撮れる。それだけ琵琶湖がフォトジェニックということで、撮っているというよりも撮らせてもらっているといった方がいいのだろう。
琵琶湖がもう少し近いといいのだけど、また機会を作って撮りにいくことにしたい。