
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 9-18mm
八龍湿地を訪れるのはずいぶん久しぶりだった。ブログを調べてみると一度も登場していないから、少なくとも前回訪れたのは10年以上前ということになる。それまで二度か三度は行っているはずだ。あまり撮るものはないし、湿地エリアは普段閉鎖されているしで、いつの間にか寄りつかなくなっていた。
場所は雨池公園の北、金城学院大学の東北で、もともとは金城の敷地だったようだ。雑木林を整備し、新池や湿地の周囲に散策路を作るなどして一般に公開されるようになった。地図を見ると八竜市民緑地とある。

入り口はすぐに思い出したものの、なにしろ10年以上ぶりということで、歩くべき道がよく分からなかった。最初の分かれ道で道を間違えたらしく、このあと藪の中をしばらくさまようことになる。


訪れる人が少なくて散策路が荒れたのかと思った。かろうじて踏み跡があるくらいの獣道のようなところを進んだ。


こんなワイルドだったかなぁと、思う。激しいクモの巣攻撃にさらされる。

なんとか正しい道に出た。いくらなんでも散策路があんなに荒れてるはずがない。正規のルートはとても歩きやすい道だった。


湿地エリアはフェンスで囲まれていて普段は入ることができない。花が咲く季節の休日などに一般開放される。
春にはシデコブシやマメナシ、ハルリンドウなどが、夏にはモウセンゴケやミミカキグサが、秋にはシラタマホシクサなどが咲く。ハッチョウトンボも生息しているとのことだ。
どれも絶滅が危惧される希少種ではあるけれど、ここでしか見られないわけではない。森林公園や海上の森へ行けば見ることができる。



10年ぶりのわりには緑地の風景はあまり変わっていなかったように思う。以前よりも木道などの整備が進んだくらいだろうか。
一度ちゃんと写真を撮っておかないといけないと思っていたので、それができたのはよかった。