
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4
下街道シリーズの第二回。
鳥居松町8にある上之町神社からの再開となる。
下街道から一本奥に入ったところにその小さな神社はある。公園の一角を間借りするように鎮座している。ちょっと肩身が狭そうだ。もともとはもう少し広い境内だったのだろうけど、なにはともあれ残っただけよかったと思うべきか。
由緒などのくわしいことは調べがつかなかった。上之町というのが地名から来ているのかそうでないのかも知らない。祀られている神様も分からない。

総コンクリート造の本殿が斬新だ。こんなの見たことがない。墓石みたいだ。拝殿などがコンクリート造なところはけっこうあるけど、本殿そのものが屋根まで総コンクリートというのは珍しいんじゃないだろうか。
上に乗っている部分だけが新しいから、最近直したのかもしれない。

こちらは手作り感溢れる大山祗命(オオヤマツミ)と彫られた石の社のようなもの。
オオヤマツミという名前からしても、もともとは山の神だったのだろうけど、同時に海の神でもある。オオヤマツミに関しては今ひとつどんな神様か分からない。三嶋神社や山神社系統で祀られている。愛知県ではマイナーな存在だと思うけどどうだろう。
ちなみに、軍艦島の端島神社で祀られているのが、このオオヤマツミだ。
よそから移してここに合祀したのか、もともとこの地に勧請したのか、そのあたりについても分からない。
いろいろな意味で気になる神社だった。


地図で津嶋神社とあるからこれがそうなのだと思う。

下街道は正式な宿場ではなかったものの、私的な宿屋なんかもあったのかもしれない。
ここはビジネス旅館っぽい。この地でどんな人たちが泊まるのだろう。



庚申寺だったと思う。
このあたりまで来ると鳥居松町も終わりで、道はやや広い通りと合流して面白みがなくなる。
途中にある八幡神社などについては回を改めて紹介することにしたい。
シリーズの続きとしては、19号線にぶつかってからの見所を二つ、三つ紹介しようと思っている。
つづく。