![]() デジキャパ! 2016年6月号【電子書籍】 |
OLYMPUS E-M5 + OLYMPUS 60mm F2.8 MACRO
「デジキャパ 2016年6月号」で、「星空は戻った」が佳作。

四日市コンビナートを見下ろす垂坂公園の展望スペースから撮った一枚だ。
正面やや左手にオリオン座が写っている。特別な設定もしないで単純に30秒露光ではっきりオリオンが写ったのはちょっと驚いた。四日市の空もここまできれいになったのかと感慨深いものがあった。コンビナートの明かりは思うほど明るくないというのもある。名古屋の郊外よりもよほどたくさんの星が見える。
ただ単に美しいだけの工場夜景写真に満足できなくなっていたから、そういう意味でもこの写真は手応えがあった。社会性というと大げさだけど、カッコイイだけの工場夜景写真から一歩踏み込めたように思う。さらなる工場夜景写真の可能性を私自身が感じられるきっかけとなった一枚でもある。
ところで「デジキャパ」だけど、知らない間に電子雑誌になっていた。以前から雑誌と電子雑誌の二本立てになっていたのだけど、まさかこれほど早い段階で電子雑誌一本になるとは考えていなかった。今年2016年の1月(2月号)からそうなっていたらしい。ここ数ヶ月、本屋へ行っても「デジキャパ」が置いてないからおかしいなとは思っていた。発売日に行っているからまさか売り切れではあるまいし、行っている本屋が「デジキャパ」の取り扱いをやめてしまったのだと思い込んでいた。
時代の流れで仕方がないといえばそうなのだろうけど、個人的にはちょっと困ったなと思っている。というのも、電子雑誌ではフォトコンの入選落選を立ち読み確認できないからだ。入選していればあとから郵便で通知が来るから分かるのだけど、下手すると落選したと早合点して二重応募をしてしまう可能性がある。あと、電子雑誌では古本で買うことができないというのもある。
さらにいえば、やはり自分の入選作品が紙の雑誌に載ってこそ喜びがあるわけで、PC画面で見るだけではいかにも味気ない。みんな同じようなことを思っているんじゃないだろうか。
今更紙の雑誌に戻ることはないだろうから、とりあえず「デジキャパ」が存続することを願いたい。ここのフォトコンはレベルは高くないのだけど、みんなが楽しんで参加している感じが伝わってくるから好感が持てる。「デジタルカメラマガジン」ほどコテコテのデジタル画像じゃなく、素直な写真が多いのもホッとする。
カメラ雑誌も今後は電子化が進んでいくのだろうか。そうだとしたらちょっと寂しい。
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