
OLYMPUS E-M5 + OLYMPUS 60mm F2.8 MACRO
先週、リスを撮った日、植物園もぐるっと歩いてきた。今年は植物園行きが飛びとびになっているから、行くと前回からがらりと様子が変わっていて、少し戸惑う。モミジのトンネルはすっかり緑色に染まり、気の早いギンヤンマが飛び始めていた。春の花はもう、どこにも残っていなかった。
季節は進んで初夏へ。新緑の季節というのは梅雨入りまでだそうだから、もうひと月も残っていない。緑はこれから少しずつ深まっていく。それがちょっとだけ寂しいような気持ちもするのだった。いずれにしても春は終わった。沖縄では梅雨入りしたらしい。
新緑は確かに美しい。でも、桜への未練が勝る。いっそのこと早く夏が来て欲しいとも思う。5月はなんとなくどっちつかずの中途半端な感じがする。森林の下を歩くには一番いい季節だとしても、撮るものは案外少なくて物足りない。カキツバタを撮って、バラを撮ったら、さて次は何を撮ろうかと途方に暮れてしまうようなところがある。
この日、植物園を訪れている人は多かった。天気もよくて暑すぎなかったから、陽気に誘われてということだっただろうか。私としてはひとけのない寂しい植物園が好きなのだけど、賑やかなのもそれはそれで悪くない。
そんな5月半ばの植物園風景をお届けします。










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