
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 他
雰囲気のない写真は好きじゃない。
雰囲気だけの写真は嫌いだ。

小さな悲しみを拾い集めて、悲しみではないものに変換する作業。

徒労でも撮ろう。それが合い言葉。

本当と嘘の境目で、見る人の感情をゆさぶっていくのが写真の役割。
大事なのはリアルであることではなく、リアリティだ。

その時、その場に、カメラを持って居るということ。
しごくあたり前なのだけど、写真は現場でしか撮れない。
いつ何が撮れるかを完全にコントロールすることはできない。

いい写真を撮って褒められることが目的じゃない。
写真で何ができるかを考えることが必要だ。

唯一無二であること。
それだけが頭ひとつ出す方法かもしれない。

見た目を超えることが写真の使命のひとつだと思う。

カメラを構えた横や後ろは写らないけど、写真の外側にも世界が広がっている。
そのことを撮り手が意識し、鑑賞者に気づかせなければならない。

今日もまた、撮れそうで撮りきれなかった。その悔しさが明日の原動力となる。