
OLYMPUS E-M5 + OLYMPUS 60mm F2.8 MACRO
今日のサンデー料理は、久々の海外シリーズ。スイス料理もどきに挑戦してみた。
あくまでも、もどきであって、スイス料理ではない。スイス風とさえ言えないかもしれないくらいだ。
きっかけは、テレビのクイズ番組でスイスに関する問題が出題されたことだった。そういえばスイスの首都ってどこだっけと考えて思い出せなかったことから始まった。スイスといえばジュネーブは思い浮かぶけど、首都がベルンというのは忘れがちだ(スイスは連邦国家であり、ベルンは連邦都市で正式な首都ではないらしいのだけど)。
そこでふと思ったのが、スイス料理ってどんなだろうということだった。精一杯思い出しても、チーズフォンデュくらいしか思い浮かばない。東京あたりにはスイス料理レストランなんかもあるのだろうけど、名古屋ではどうなんだろう。もし近所にあったとしても、まず行くことはない。
軽く調べてみたところ、西はフランス、北はドイツ、南はイタリア、東はオーストリアに囲まれているということもあって、それぞれの地方で隣接する国の影響を受けた料理がよく食べられているようだ。基本的には田舎料理のようだけど、けっこう美食の国なんだとか。
主食はパスタだったりジャガイモだったりするのは、なるほどと納得するところだ。あとはなんといってもチーズが欠かせない。
海はないので魚介類の料理はあまり豊富ではないようだ。淡水の白身魚はわりと食べられているらしい。
そんなにわか仕込みの浅い知識で作ったスイス料理もどきが今日の3品だ。これを食べたスイス人がスイスを思うかどうかは分からない。当たらずといえども遠からずではないかと、作った本人は思っているのだけど、さてどうだろう。

「鯛のソテー」
スイスではレマン湖で獲れた白身魚をムニエルにして食べるフィレ・ド・ペルシュという料理がよく知られているようだ。マヨネーズやレモンなどをかけて食べるという。

「ジャガイモ焼きのトマトソース」
細く刻んだジャガイモ、タマネギ、キャベツに、卵、チーズ、カタクリ粉、塩、コショウを混ぜ合わせて、フライパンで焼いた。
刻みジャガイモのカリカリ焼きはレシュティという名前の料理で、スイスでは国民食というほどポピュラーなものらしい。
アレンジして洋風オムレツのトマトケチャップソースがけにしたら美味しかった。スイスの人たちにはむしろこの料理をオススメしたい。

ドイツ語圏ではソーセージを焼いたブラートヴルストという料理がよくあるというので、それをヒントに自分なりに作ってみた。
マカロニとマッシュルームとホワイトソースの組み合わせがなんとなくヨーロッパっぽい気がしたのだけど、向こうの人がこんな料理を食べているのかどうかは知らない。
スイス料理を作ろうと思いつくまでほとんどスイス料理に無関心だったことを思えば、初めてでここまで近づけたのは上出来かもしれない。実際とは大きくかけ離れていたとしても、気分だけでも近づけたのはよかった。少しだけスイスに関する知識も増えた。
ときどき思い出したようにやる海外料理シリーズ。またどこかの国が心に引っかかったときやることにしよう。