四日市工場夜景 2015<前>
2015-10-26|夜景(Night view)

OLYMPUS E-M5 + OLYMPUS 75-300mm F4.8-6.7
約一年ぶりに四日市コンビナート夜景撮りに行ってきた。
工場夜景写真集(二見書房)が発売されたのが今年の2月。四日市部門を担当することになって去年は何度か四日市に足を運んだ。そういえば今年はまだ工場夜景を撮りにいっていなかった。
そろそろ工場夜景フォトコンテストの締め切りが近づいてきたので、もう一度撮りに行ってきたのだった。フォトコンの開催は今年で4回目ということになるだろうか。
四日市部門賞をもらったのがおととし2013年で、その年の工場夜景サミットが開催された北九州小倉にも招待してもらった。
応募写真のレベルが年々上がってきていて、単にきれいに撮っただけでは上位入選は難しくなっている。撮影ポイントもほぼ開拓され尽くされ、工場夜景の写真も一通り撮り尽くされた感がある。自分だけのプラスアルファをみんな模索しているところだと思う。
私はもう一度基本に立ち返ってみたい。目の前のある工場の風景をありのままに撮ってみる。確かにそれは美しいのだけど、それだけではないはずだ。奇をてらったり、見る人を驚かせてやろうといったことではなく、工場の心だとか、工場夜景を撮る意義といったものを自分自身に問い直してみる。
その前に、どういう機械で何を作っているのかといった工場に関する知識を深める必要もある。中身を知らないで撮っていても外側しか写らない。
24時間動き続ける工場と対峙して、気持ちが通じ合ったとき、こちらの思いに工場が応えてくれて、何かが写るような気がする。それはフォトコンの入選どうこうということではない。








後編につづく。
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