
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4
円頓寺商店街を出て外堀通を超えた北側一帯を明道町と呼んでいる。
現在は交差点やバス停などにその名をとどめるだけとなっていて、番地としては幅下2丁目ということになる。
かつて駄菓子屋の問屋が集まる地区として知られた町で、2000年に中央菓子卸市場が閉鎖されたあとも10軒ほどの問屋が商売を続けている。戦後の名残が色濃い、知る人ぞ知る名古屋のディープスポットだ。
これまで何度か訪れて写真を撮っているけど、中央菓子卸市場の中だけはひとりでは入っていくことができなかった。このときはのんのさんが一緒ということで、初めて中まで足を踏み入れてみた。
昭和の空気感の保存状態としてはこの上なく良好だ。破れて継ぎ接ぎだらけのトタン屋根から差し込む光が美しい。名古屋ではちょっと他に類を見ないほどで、懐かしさを通り越した昭和真空パックといった雰囲気だった。
円頓寺編がまだ未完なのだけど、今日から2、3回に分けて明道町編をお送りします。










つづく。