
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4
倶楽部の課外活動で栄へ。
最初に訪れたのは、愛知県美術館で開催されている片岡球子展だった。
片岡球子に関してはほとんど知らなかったのだけど、平日の午前中にもかかわらずけっこうな人が訪れていたところをみるとなかなか人気が高いようだ。
基本的に上手い画家ではないけど、情熱がある。力強い画風の40代、50代から、70をすぎて急に絵が上手くなっているのが面白い。80代で描いた「富士に献花」はそれは見事なもので、大胆さと繊細さが高いところで融合していて、画家がここでピークを迎えていることが分かる。長生きはしてみるものだと思った。
それにしても、70歳を超えてから画家の中で何が起きたのだろう。それまで雑だった線描や塗りが、人が変わったように繊細で緻密になった。作風が変わることはよくあることだけど、性格ががらりと変わってしまうようなことはあまりないんじゃないか。
90代も旺盛な創作を続け、103歳まで生きた。明治に生まれ、大正、昭和、平成まで、この時代の100年は我々の世代とは全然重みが違う。
やはり実物を間近で見るのはいいものだとあらためて思う。写真集や印刷では気づかない発見がたくさんある。




コメダさんでお昼休憩。

続いてテレピアホールでやっているナショナルジオグラフィック展を見る。
写真集で見て知っている写真もあったのだけど、大判のプリントで見られるよさがある。
マイケル・ニコルズの有名な一枚もプリントで見ることができた。
名古屋では写真展を見られる機会があまり多くないから、チャンスがあれば今後もなるべく行くようにしたい。



少し足を伸ばして布池教会にも立ち寄ってみた。
ちょっと久しぶりだったけど変わっていない。いつものようにオープンマインドで、来るものを拒まず、扉は開かれている。
教会はふらっと入っていいものだということを教えてくれたのが布池教会だった。

