
OLYMPUS E-M5 + OLYMPUS 60mm F2.8 MACRO
秋バラの季節がやってきた。
ここのところ毎年、春と秋の2回、春日井市の王子バラ園を訪ねるのが恒例となっている。
10月に入ってすぐに行ってみたら早すぎて少ししか咲いていなかった。2週間ほど間を空けて再訪してみると、今度はわりと咲いていた。
秋バラは春と違って種類も数も少ないので、ピークを見極めるのが難しい。シーズンに入ったら何かは咲いているし、いつ行っても全部咲きそろっているということはない。この日も早いんだか遅いんだか、よく分からなかった。とりあえず撮れるくらいは咲いていた。
この秋は原点回帰というのをひとつテーマに決めていた。ここ数年はラインやフォルムにこだわって撮っていたのだけど、少しバラの本質から外れているような気もしていた。
それと同時に、より官能的に撮るにはどうしたらいいのだろうということも考えていた。エッジを効かせるだけが能じゃない。あえてピントを外すという選択肢もある。
深く分け入って見えてくるグラデーションの魅惑を再認識した。
バラはそう簡単に撮らせてくれる花ではないということも思い知った2014年の秋だった。













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