ちょっと新舞子マリンパークに行ってきました。 2006年9月22日(金) - 現身日和 【うつせみびより】

ちょっと新舞子マリンパークに行ってきました。 2006年9月22日(金)

新舞子マリンパーク砂浜

NIKON D70+Zoom Nikkor ED 18-70mm(f3.5-4.5), f7.1, 1/400s(絞り優先)



 名古屋港にたったひとつだけ砂浜がある。新舞子マリンパークという人工の海水浴場が。私はその存在を、今年になって初めて知った。そんなところがあったなんてちっとも知らなかった。夏が終わったら行ってみようと思っていて、今日ちょっと行ってきました(ドラマ「結婚できない男」の金田風)。
 キャッチフレーズが「名古屋から一番近いマリンレジャースポット」。確かに直線距離は短いと言えば短い。けど、何しろ道路が混む。名古屋東部のうちからは、59号線しか選択の余地がなくて、天白区と緑区を越えるだけで1時間もかかるもんだから、ちっとも近い気がしない。高速を使おうにも入るにも出てからも遠回りなので、あまり意味がなく、1時間半という時間以上に遠く感じるドライブだった。
 なにはともあれ、到着。7月、8月以外は駐車場が無料なので(夏は一日500円)、車をとめてビーチを目指す。徒歩2分。すると、看板に書かれた「通り魔・強盗事件が多発してます」という注意書きを発見して思わず立ち止まった。おいおいおい、大丈夫か、ここ。車上狙いの注意を呼びかける看板は見慣れてるけど、通り魔や強盗となると軽い注意では済まないぞ。しかも多発と聞いては穏やかじゃない。思わず周囲を伺ってしまったではないか。お札を靴下に隠そうかと一瞬中学生のようなことを考えてやめた。でも、その場で飛んでみろと言われたらどうしよう。
 やや及び腰でビーチに踏み込んでみると、そこは明るく開放的な雰囲気で人もたくさんいたのでまずは安心する。岸壁の方には釣り人もわんさかいて、どうやら昼間は大丈夫のようだ。デンジャラスゾーンになるのは夜間なのだろう。夜は9時まで開いている。
 気を取り直して砂浜を歩いたり、写真を撮ったりする。なるほど、これが長崎県壱岐島から運んできたという白砂か。なかなかいいではないか。これなら裸足で歩いても安全そうだ。
 そして目につくのが風力発電の風車だ。五郎父さんが作ったようなちっちゃなやつではなく、こいつは巨大だ。高さ65メートル(羽を入れると91メートル)のものが2基立っていて、ぐわんぐわんといい感じに回っていた。ここは安定して風が吹く場所らしい。一般家庭830世帯分をまかなえるというから大したものだ。愛・地球博のときは、愛知県館の電力をこれが担当していたんだとか。風車はデンマーク製で、2005年の2月に完成した。この地方でこれだけ巨大なものは初めてということで、これは一見の価値がある。
 砂浜には数組のカップル、岸壁の方には釣り人、芝生広場には犬を連れた大勢の人たち、水辺を散歩するおじさんなど、平日にもかかわらずけっこうな賑わいをみせていた。なかなかの人気スポットらしい。夏場はものすごい数の海水浴客でごった返すとか。

新舞子マリンパークの水際

 新舞子マリンパークは、人工の埋め立て島で、陸地とは新舞子ファインブリッジという橋でつながっている。砂浜は内陸の方を向いているため、波はあくまでも低い。穏やかと言えば聞こえはいいが、とっても気が抜けている。ぴちゃ~ん、ぴちゃ~んとやる気のない音が響き、なんとなく気力が萎えがちだ。飲み残しの状態で二日間放置しておいた三ツ矢サイダーみたいな気の抜けよう。砂浜のブルーサンビーチというネーミングは、吉良ワイキキビーチに負けてない。
 おまけに、どういうわけか、ワカメがいっぱい漂っている。写真にもひとつ写ってるのが見えるだろうか。一ヶ月1万円生活で食うのに困ったらここにワカメを拾いに来たらいいと思う。
 こんなビーチだけど、驚くことにこの砂浜にアカウミガメが産卵しにやって来るのだ。そのまま放っておいたら人間につぶされてしまうということで、名古屋港水族館に持ち込んで人工ふ化に成功させたのだった。砂がいいということはウミガメにも分かったのだろう。
 春には、タダでアサリが拾えるということで、そのときも大勢が訪れるそうだ。その他、ビーチバレー大会が開かれたり、少し前には高校生クイズの予選会場にもなったようだ。

 元々、このあたりは江戸時代から海水浴場として知られていた場所で、尾張藩の藩主なども遊びにやってきた土地なんだそうだ。ここから少し南に行ったところに大野海水浴場というところがあって、そこは世界で一番古い海水浴場だとも言われている(ホントはどうかは知らない)。
 それが昭和に入ってからの開発や埋め立てで当時の面影はすっかり消え失せ、完全に港風景となってしまっている。これでは寂しすぎるということで、少しでも昔の面影を取り戻そうとして作ったのが、ここ新舞子マリンパークというわけだ。今のように整備されたのが平成9年というから、この地域の人たちには馴染みの場所となってきているのだろう。

新舞子マリンパーク近くの夕焼け

 新舞子マリンパークの砂浜は東を向いているので夕焼けを見るのは向かない場所だ。海辺に腰を下ろして沈む夕陽をふたりで見るはずが、いちゃつくのに夢中になってると背中の方に沈んでいってしまうので注意が必要だ。私はいちゃつく相手もいなかったので、冷静に場所を移動して夕焼け写真を撮った。昼間はずっと曇っていたけど、日没少し前に晴れてきて、いい色の焼けを見ることができた。よかった。
 新舞子で夕焼けを見たり写真を撮ったりするなら、ファインブリッジからがよさそうだ。夕焼けをバックにした風車というのも絵になりそうだし、砂浜にカップルがいればなおいい。

 新舞子マリンパーク自体のオススメ度としては、あまり高くない。たまたま時期的にだとか、タイミング的なところもあるんだろうけど、なんとなく落ち着けなかった。それは、カップル、投げ釣りの客、犬を遊ばせる人たち、夫婦連れなどといった、やや異質な客層が集まっていることが一種の不協和音を奏でているように感じたからだ。目的が違う人たちが一ヶ所に集まると、なんというか空気がぶつかるようなところがあって、それが落ち着きのなさを生んでいたんじゃないかと思う。むしろカップルだらけの方が私としては馴染めた気がする。写真の撮りどころとしても少ない。
 中部国際空港からはそれほど離れていないとはいえ、飛行機まではかなり距離があるから飛行機を狙うにしてももっと南の方がいい。砂浜のきれいさと風力発電を見たいという人にはオススメできるけど、それ以外の人は素直に内海海岸へ行った方が楽しいんじゃないだろうか。
 とはいうものの、久しぶりに海岸を歩いて、波の音を聞いて、潮風を胸一杯に吸い込んで元気をもらった。やっぱり海はいいなぁとあらためて思う。帰りの渋滞で2時間かからなければもっといいのに。
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コメント
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うわ~~

綺麗な夕焼けですね~。
そして海も!
久しぶりの海を満喫されたみたいで(^w^) ほんとに良かった、良かった!
舞子って神戸かと思いきや、、名古屋にもあるのですね。
ちなみにウチの娘も舞子(^^;;

風車って大きさも凄いけど、電力も大量に出来るんですね。
本物は見たことないけど、ぐあんぐあんと回るところも見てみたいな~

2006-09-23 19:40 | from miyu | Edit

家から1時間の距離が理想

★miyuさん

 こんにちは。
 元気でしたか?

 久しぶりに海へ行ってきました。
 確かに海はいいんだけど、往復で気持ちが萎えがちです。(^^;
 家から1時間くらいで行けると、非日常と日常の中間くらいでいい感じなんだろうけど。
 海の近くに住むのは、かえってありがたみがなくなるんであんまりよくないかもと思ったりもするし。

 新舞子ってのは、そうなんですよ、舞子の浜から名前をパクったらしいです(笑)。
 かつては、よく似た風景があのあたりに広がっていたんですって。今はすっかり面影はないんだけど。
 それにしても、miyuさんの娘さんが舞子だとは。はは。
 じゃあ、妹ができたら、新舞子と付けてくださいね(笑)。

 風力発電って、あるようでないですね。私もテレビや写真なんかでよく見てるから自分でも見たことがあるようなつもりになってたけど、よく考えたら昨日見たのが初めてでした。
 予想以上の大きさで、ブオンブオンとうなりながら回ってました。優雅というより意外と凶暴な感じですよ。(^^;
 そちらにもどこかにありそうだから、見つけてみてくださいね。

2006-09-24 04:35 | from オオタ | Edit

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