石作神社と色金山

名所/旧跡/歴史(Historic Sites)
長久手-1

OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4



 地図を見ていたら、長久手市役所の裏手に、けっこう大きめの神社を見つけた。
 石作神社(いしつくりじんじゃ)とある。
 木々が生い茂っている小高い丘全域が境内なのでちょっとしたものだ。




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 社伝によると平安時代前期の834年創建という。
 延喜式神名帳には6つの石作神社が記載されいて、尾張にあった4つのうちのひとつがこの長久手岩作のものとのことだ。
 現存している主な石作神社は、岐阜県岐南町と、滋賀県長浜市にある。
 主祭神は、建真理根命(タテマリネノミコト)。聞き慣れない名前だ。
 尾張氏に近しい石作連(やざこむらじ)が始祖を祀ったのが始まりと考えられている。
 建真理根命は、尾張氏の始祖である天火明命(アメノホアカリ)から6代目の子孫というから、やはり尾張氏とも関係が深そうだ。




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 社殿がコンクリ造りだとどうしても残念な気がしてしまう。
 境内は鎮守の森の雰囲気を色濃く残していて、清浄な空気を感じた。外界との隔絶感もある。




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 石作神社からほど近いところに、色金山(いろがねやま)がある。
 小牧長久手の戦いで、家康軍が陣取った場所とされていて、現在は歴史公園として整備されている。
 もう10年近く前に一度だけ訪れたことがあって、今回久々に再訪してみた。




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 展望台からの眺め。




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 家康が腰掛けたという伝説が残る床机石。
 もう少し南へ行くと、戦いの主戦場だった古戦場公園がある。
 首塚とか、血の池公園とか、いくつかの史蹟もあるのだけど、そういったものを観光資源として活かすことはできていない。歴女の人とか来てくれるのだろうか。




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 犬山にある如庵を模した茶室が作られている。抹茶をいただくことができるそうだ。




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 神社仏閣、史跡巡りは、今後も続けていきたい。

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