
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4
春分の日の昨日、東京で行われた富士フイルムフォトコンテストの表彰式に出席してきた。
泊まりも考えたのだけど、今東京で撮りたいものが思い浮かばず、今回は日帰りにした。
会場は六本木にある東京ミッドタウン、フジフイルムスクエアだった。
久々の東京ということで、東京の空気を体に馴染ませるために、東京駅から東京メトロの銀座駅まで歩くことにした。
表の丸の内口だけでなく八重洲口の方も工事がほぼ終わってずいぶん印象が変わっていた。
銀座周辺は以前にも一度歩いたことがある。ただ、この日は歩行者天国になっていて、少し驚いた。写真は銀座一丁目交差点だ。
日比谷線で銀座駅から六本木駅まで10分足らず。東京駅と六本木がこんなに近かったかなと思った。
自転車で名古屋市内を巡っている私としては、自宅と名古屋駅間の感覚でいえば、東京駅を起点として、西は高円寺、中野、北は上板橋、赤羽、亀有、東は小岩、浦安、ディズニーシー、南は大森、世田谷、駒沢公園あたりまでが日常的な行動範囲ということになる。そう考えると東京は狭い。

東京ミッドタウンも二度目だった。
特に変わっている様子はなかったけど、相変わらずおしゃれできれいなままで、ちっとも古びた感じがしないのはさすがだと思った。

フジコン大賞は賞金100万円。写真一枚で100万円というのは、やっぱり夢がある。
今年も応募総数は3万点を超えたそうだ。
特にネイチャー部門の上位はレベルが高いと感じる。受賞者もベテランさんが多かった。

自由部門の審査をした小林紀晴さん。
真面目にしていてもどこかとぼけていて、私は見ていると笑えてくるのだった。
写真の殿堂、もっと選んでくれーとか思いながら、挨拶を聞いていた。

この日一番の目的は、フォトブック部門担当のテラウチマサトさんに接近遭遇することだった。その目的がなかったら表彰式は欠席していたかもしれない。
実際に会って、話をさせてもらって、写真まで撮らせてもらえたらもうそれだけで充分満足だった。
作品、面白かったと言ってもらえて、これで来たかいがあったと思った。
また来年の再会を願いたい。

東京なんて田舎者の集まりといえばそうなのだけど、子供は違う。東京生まれの子供は、名古屋あたりと比べてもやっぱりどこか洗練されている感じがする。
名古屋駅と東京駅を歩いている人たちを比べてもそうで、名古屋を出て東京へ行って、帰ってきて名古屋の人を見ると、なんだかがっかりするような安心するような感覚がある。

時間があれば近くの国立新美術館に行きたいと思っていたのだけど、時間不足で断念した。
あと、東京写真美術館は行っておきたかったという気持ちもある。


工事が終わった東京駅の駅舎。
ここも東京へ行っている間ずっと工事中だった。
スカイツリーは全然見えず。最初から見にいくつもりはなかった。




東京タワーはやっぱりいいなとあらためて思った。
どこか情緒のようなものがある。
どうして名古屋のテレビ塔にはそれがないのか。

観光らしい観光のない東京行きはこうして無事終わった。またそのうち行く機会もあるだろう。
今年のフジコンは、またフォトブックで応募するつもりでいる。「続・名もなき風景の声を聞け」の概要はもうできあがっている。去年より上を目指すとなると、あとはもう部門の大賞しか残っていない。